用語解説(児童発達支援・放課後等デイサービス)

児童発達支援・放課後等デイサービスの株式会社ぐりーんのホームページの用語解説
用語解説

児童発達支援・放課後等デイサービスの株式会社ぐりーんのホームページに記載されている各種用語について、お客様または求職者の皆様にご理解頂きやすいように用語解説を行っております。是非、ご参考になさってください。

【ノルアドレナリンとは】

覚醒や警戒、注意などに影響する神経伝達物質です。その信号は、交感神経系を活性化させ、感覚を敏感にします。集中力や意欲とも密接に関係していると言われている脳内物質です。ノルアドレナリンが下がってきても、セロトニンが十分に分泌されていれば、ノルアドレナリンを増やすよう指揮してくれます。

【オキシトシンとは】

オキシトシンとは、脳内の「視床下部」で生成され「下垂体後葉」から分泌されるホルモンで他者との交流、関係により幸福感を与えてくれる脳内物質です。オキシトシンは、夫婦、友達、同僚、恋人など他者がいることによって生まれます。また、動物に癒されることによっても分泌されると言われています。

【セロトニンとは】

不安、衝動、学習、自尊心にとって重要な神経伝達物質です。脳の警察官とも呼ばれ、脳の活動や反応の暴走を抑制する役割をもっていると言われています。また、「気分や体調が良い」と感じる状態、つまり心身の健康によって脳内に分泌される物質です。心身の健康を持続的に維持することで幸福感を感じさせてくれる、人間にとって重要な物質です。

【心理カウンセラーとは】

相談者からの悩みを傾聴し、対話することで、その悩みを相談者自身が解決できるよう支援する職業です。通常、大学の心理学部を卒業した者や大学院を卒業し、臨床心理士として登録を行った者、公認心理士の国家資格を有する者が心理指導担当職員として勤務しています。お客様の心の声を表出される言葉が超えることはまずありません。表出される言葉から、お客様が上手く表出できない心の声に気付くことが重要です。

【ブルーライトとは】

ブルーライトとは、波長が380~500nmの青色の光で、ヒトの目で見ることのできる可視光線の中で、もっとも波長が短く、角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達します。パソコンやスマートフォン、テレビ、照明などのLEDを使用した機器には、注意が必要です。脳を目覚めさせてしまう影響があると言われているので、夜間には早めに使用制限しましょう。

【ファーストフードとは】

ファーストフードとは、短時間で調理してすぐ食べられる手軽な食品や食事のことで、主に外食産業で提供される商品です。ファーストフードは、多くの場合、食物繊維の少ない精製された小麦粉など、人間の健康にとって良くないとされる食品が多く含まれています。手軽に安価で食べられる食事も労働生産性が求められる社会では必要ですが、お子さまが持続的に健康でいられる食生活はもっと必要です。

【ギバーとテイカーとは】

組織心理学者のアダム・グラントによると、組織には①ギバー(与える人)➁テイカー(奪う人)③マッチャー(与える分と取る分のバランスを取る人)の人間がいると言っています。「あなたは私に何をしてくれますか?」と考えるテイカーよりも「私があなたの為に何かできることはありますか?」と考えられるギバーが多い程、その組織は成功する可能性が上がります。ただ、ギバーは最も生産性が低く、最も成功する可能性も高いといった両極端な一面があります。ギバーにはギバーにとって望ましい環境を用意してあげるべきです。

【マザリーズとは】

大人は、赤ちゃんに話しかけるとき、意識していなくても、声が高くなり、抑揚やリズムに強弱をつけた大げさな口調になります。これは世界共通の現象で、日本語では「おてて」「まんま」といった育児語も多く使われます。この独特の話し方をマザリーズ(母親語、対乳児発話)と言います。この話し方をすると、子どものミラーニューロン(他者の表情を読み取るだけで他者の感じているものを感知する)の発達だけでなく、母親の言語野という脳の部位が活発に活動します。

【語彙力とは】

語彙力とは「その人がもっている単語の知識とそれを使いこなす能力」です。一般的に使われる語彙力ですが、語彙力には2つのレベルがあります。知っているだけの語彙は「認知語彙」、読み書きで使いこなせる語彙を「使用語彙」と呼びます。語彙力が高まると伝達力、読解力、理解力、思考力も高まります。また、自分の心の中を言語化できることは、感情のコントロールにも繋がります。

【知能指数(IQ)とは】

知能指数(IQ)は、人の知能の基準を数値化したものです。発達検査でも手帳を発行する基準に用いられる検査ですが、知能指数が70を下回ると障害者手帳の1つである療育手帳が発行されます。知能指数が高いと一般的に優秀だと感じられますが、知能指数はその人の能力の一部分を示すだけです。知能指数は、あくまで得意なことや不得意なことを表す参考程度の情報としてとどめておきましょう。

【硬直マインドと成長マインドとは】

キャロル・S・ドゥエックは、著書【マインドセット:「やればできる!」の研究】で、「硬直マインドセットの人は、自分の能力を繰り返し証明せずにはいられない。知能も人間的資質も徳も一定で変化しないのであれば、とりあえず人間としてもまともであることを示したい」と言い、「成長マインドセットの人は、人間の基本的な資質は、努力次第で伸ばすことができるという信念をもつ」と言っています。努力と経験を重ねることで誰でも大きく伸びるという信念が成長マインドセットです。

【読書力とは】

読書力という言葉の定義は曖昧です。その中でも、明治大学教授齋藤孝先生は、著書『読書力』(岩波新書)の中で「私の基準としては、本を読んだというのは、まず要約が言えるということだ」と言われています。著者が言っている内容を抽象的思考能力で重要な内容に簡単にまとめられるスキルは、社会人にとって重要な能力だと思います。

【空間認知能力とは】

物体が三次元空間に占めている状態や関係をすばやく正確に把握、認識する能力のことを言います。空間認知能力は、スポーツの能力や運転する時に自分と相手との距離感覚を掴む能力、絵を立体に描く能力に影響を与えます。アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズの著書『話を聞かない男、地図が読めない女』で、男性の方が女性よりも地図を読み取る能力が優れていると言われています。性別による脳機能の差も理解する必要があります。

【ベビーサインとは】

1989年にアメリカの児童心理学者のリンダ・アクレドロとスーザン・グッドウィンが提唱した育児法で、まだ言葉が話せない乳幼児に、手話のような手振りなどでジェスチャーを使い、コミュニュケーションを取る方法を言います言葉の覚えを遅くするのではないかとの懸念も指摘されていますが、ベビーサインを行っている幼児は、行っていない幼児に比べ言葉の発達が早いと言われています。

【創造性とは】

新しく価値のあるものが作り出される事象のことを言います。創られたものには、無形のものもあれば物体のものもあります。企業では、多くの場合、創造性の高い人材を求めており、今までなかった新しい価値をお客様に提供できる人は、お客様にとっても企業にとっても必要な存在です。夜間の睡眠の質は創造性と関係していると言われていますので、ブルーライトや睡眠時間などの環境設定は大事です。

【バイリンガルとネイティブスピーカーとは】

バイリンガルとは、日本語と英語など2つの言語を話せる能力を持つ人を意味します。ネイティブスピーカーとは、ある言語を母国語として話す人を指します。幼少期から第二言語を話せるよう習得していけば、ネイティブスピーカー並みに話せるようになると言われています。もし、言語に興味があるなら早めに始めた方が良いと思います。

【記憶力とは】

記憶は、学術領域によって意味合いが異なり、心理学では3種類に分類されます。感覚記憶とは最も保持期間が短い記憶で、瞬間的に保持されるのみで意識上に上がりません。短期記憶とは、保持期間が数十秒程度の記憶で、感覚記憶の注意を向けられた情報だけが短期記憶として保持されます。短期記憶の多くは忘れ、その一部が長期記憶として保持されます。この保持情報が長期記憶として安定化する過程は記憶の固定化と呼ばれます。長期記憶には、宣言的記憶(エピソード記憶、意味記憶)と非宣言的記憶(手続き記憶など)があります。

【集中力とは】

一つの事柄に注意を向けて取り組む能力のことを指します。集中力を高める為には、食事や運動が関係しています。例えば、朝食を取る人の方が午前中の集中力が上がります。また、たんぱく質や脂質が取れる魚やナッツ類を食べましょう。運動は、運動後に前頭前野から脳に血が戻り、集中力がアップし、認識の柔軟性が向上します。日々の当たり前の積み重ねの努力が人間の集中力には欠かせません。

【適応力とは】

環境に従い行動や考え方をうまく切り替えられる能力を指します。社会人になれば、より一層、その企業の先輩たちと上手にコミュニケーションを取り、業務を進めていく必要があります。想像する力が高い方は、先の展開を予測することができ、自分が今どのように適応すれば良いか、柔軟な発想を繰り広げられる視野を持っています。できる人をよく観察したり、真似したりしてみることで適応力が身に付くと言われています。

 

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