睡眠による効果(児童発達支援・放課後等デイサービス)

児童発達支援・放課後等デイサービスの運動支援から睡眠の脳への効果
運動による脳への効果

ぐりーんが提供する児童発達支援・放課後等デイサービス運動支援から学習支援を利用した夜は、ぐっすり睡眠を取りましょう。子どもから大人まで良質な睡眠を取ることは、脳に様々な良い影響を与えます。運動による効果と良質な睡眠の効果を組み合わせることにより認知能力や判断能力、幸福度も上がり、自己実現や自己成長へと励んで頂けると考えております。日々の積み重ねを睡眠の質から改善していきましょう。

【睡眠が運動能力の発達を促す】

睡眠は運動能力に大きく影響し、質の高い睡眠は運動パフォーマンスの向上と疲労回復に不可欠です。運動は睡眠の質を向上させる効果もあり、両者は相互に関連しています。睡眠不足は、持久運動能力、認知判断能力、運動パフォーマンスの低下につながることが知られています。

【午前中の太陽光がメラトニンを生成】

太陽光と睡眠は密接な関係があり、太陽の光を浴びることで体内時計のリズムを整え、質の良い睡眠を得ることができます。特に朝の太陽光は、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を調節し、睡眠のリズムを整える効果があります。

【太陽光で体内時計を活動モードに】

太陽の光を浴びることで、体内時計がリセットされ、活動モードに切り替わります。特に朝、太陽光を浴びることで脳の視交叉上核が刺激され、体は「今が朝だ」と認識します。これにより、セロトニンが分泌され、心身が安定し、質の良い睡眠につながります。

【お風呂の入浴時間と温度環境】

お風呂に入って睡眠の質を高めるには、就寝1~2時間前に、38℃~40℃のぬるめのお湯に浸かり、体温が自然に下がるタイミングで眠りにつくのが理想的です。また、室温は20℃前後が快適な睡眠環境として推奨されています。

【食事時間は就寝3時間前まで】

食事と睡眠時間の関係は、食事を摂る時間帯によって睡眠の質や深さに影響が出ることがあります。就寝前に消化に時間がかかる食事をすると、胃腸が活発に働き続けるため睡眠が浅くなる可能性があります。理想的には、夕食は就寝3時間前までに済ませ、消化の良い食事を選ぶことが望ましいです。

【ランニングで睡眠リズムを整える】

ランニングと睡眠は密接な関係があり、ランニングは睡眠の質を高める効果が期待できます。特に、有酸素運動を継続することで、寝つきが良くなったり、深い眠りに入りやすくなると報告されています。しかし、就寝直前の高強度な運動は睡眠の質を悪化させる可能性もあるため、注意が必要です。

【脳の休息は短時間にしよう】

人間の脳は24時間活動しており、起きていた時間に得た知識等を記憶しています。その為、どうしても脳を休息させる為におよそ13時~15時に眠気を感じます。昼寝は脳の休息に効果的で、疲労回復や集中力向上、記憶力サポート、ストレス軽減など、様々なメリットがあります。特に、短時間(20分程度)の昼寝は、脳をリフレッシュし、午後からの活動をスムーズに行うのに役立ちます。

【ホワイトノイズを活用しよう】

ホワイトノイズは、睡眠の質を高める効果が期待できる場合があります。周囲の雑音をマスキングし、脳が環境変化を認識しにくくすることで、より深い睡眠に入りやすくなると考えられています。特に、騒音や生活音が気になる方、赤ちゃんや小さいお子様の寝かしつけに役立つことがあります。

【ブルーライトフィルターを活用する】

ブルーライトと睡眠は密接な関係があり、夜間のブルーライトの摂取はメラトニンの分泌を抑制し、睡眠の質を低下させる可能性があります。そのため、寝る前にブルーライトフィルターを使用したり、デバイスの使用を控えることで、睡眠の質を改善する効果が期待できます。

【睡眠が脳の空き容量を増やす】

睡眠と脳内リセットには非常に深い関係があります。睡眠中は、脳が日中に蓄積した老廃物を除去し、記憶を整理・固定するなど、脳機能のリセットが行われます。これは、脳が効率的に機能し、翌日の活動に備える上で不可欠なプロセスです。

【記憶の固定には復習が必要】

記憶を固定し、長期記憶へと変換するためには、復習が非常に重要です。特に、エビングハウスの忘却曲線に基づいた間隔をあけた復習が効果的です。学習後すぐに、そしてある程度の期間をおいて、再度復習することで、記憶の定着率を高めることができます。

【ADHDの子ども達こそ良質な睡眠が必要】

注意欠陥多動性障害(ADHD)の方は睡眠リズムが乱れやすく、特にメラトニンの分泌が遅れがちであるため、睡眠の質が低下し、日中の眠気や集中力の低下を引き起こしやすい傾向があります。

【宣言的記憶と手続き記憶を理解する】

睡眠は、宣言的記憶と手続き記憶の両方の定着に重要な役割を果たします。宣言的記憶(言葉で説明できる記憶、例:数字、単語、エピソード)は、レム睡眠とノンレム睡眠の両方の働きで固定されます。一方、手続き記憶(体で覚える記憶、例:自転車の乗り方、楽器の演奏)は、特に浅いノンレム睡眠(一晩の睡眠の後半)で固定されるとされます。

 

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<参考文献>

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(7)nishikawa(2025).パワーナップとは?効果やメリット、昼寝が気持ちいい理由を解説. [オンライン]. 2025年6月2日アクセス,https://00m.in/THZsg

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https://www.konan-u.ac.jp/special/vol_1.html