教育方法を考える(児童発達支援・放課後等デイサービス)

児童発達支援・放課後等デイサービスで子どもの教育方法を考える
教育方法を考える

当社の児童発達支援・放課後等デイサービスをご利用頂いている又はご検討頂いている保護者の皆様へ、子ども達への正しい教育方法と考えられる情報を掲載しております。教育に関する世間で聞く通説は、多くの場合、思い込みの可能性があるのではないでしょうか。時間は何もしなければ過ぎ去っていきますし、誤った習慣を身に付けていてはそれまでの時間も労力も無駄になってしまいます。悩みを抱えたまま「先送り」するよりも、「今」正しく教育すれば伸びる子ども達を一緒に育てていきましょう。私たちはお客様の社会的価値を高める為にお役に立ちたいと考えます。その他、ご不明な点等がございましたら気軽にぐりーんサポートセンタまでお問合せください。

先送り行動を逆に利用する

人間は、目の前にステーキを置けば価値を大きく感じますが、1年後に高級和牛をあげますと言われても価値を低く感じます。手に入る時間が遠いほど、遠い未来のことを冷静に判断できますが、目先のこととなると利益に飛び込んでしまいます。人間のそのような性質を逆手に利用して、子ども達の教育にご褒美(インセンティブ)を与えることも必要です。子ども達に「今」勉強させるように仕向け、「先送り」させないように対策を取ることが時間を無駄にせず、成長へと繋げていく為に大事なことです。

アウトプットよりもインプット

学力テストの結果が良ければご褒美を与えられる子ども達と、本を読む、宿題をする、学校に毎日通うなどのインプットにご褒美を与えられる子ども達を比べた場合、インプットにご褒美を与えられた子ども達の方がテスト結果が良くなります。テストの点数よりも、本を読むことや宿題をすることにご褒美を与え、家庭の資源を高めていきましょう。

アウトプットにご褒美を与える場合は指導者が必要

子ども達の学習の指導を行ってくれる指導者がいる場合は、テスト結果などのアウトプットにご褒美を与えても効果があることが分かっています。どうすれば成績を上げられるかの方法を教え、導いてくれる人に指導してもらいましょう。特に中学生になれば数学や英語は、中1の内容が分かっていないとその先のテストはとても難しいと感じるでしょう。塾や家庭教師の先生方の指導を受けることで、子ども達のアウトプットに対して適切なサポートを実施してくれます。

ご褒美を与えても内的インセンティブは失われない

ご褒美(インセンティブ)を与えた場合に保護者の皆様は「勉強することが楽しい」や「知的好奇心が失われる」といった内的インセンティブの損失を気にされるかと思います。実験では、ご褒美が子ども達の「勉強することが楽しい」といった気持ちを失わせてはいないといった結果が出ています。むしろ勉強を「先送り」する方が子ども達の時間価値を失わせてしまっているのではないでしょうか。「今」始め、時間を成長に繋げることが大事です。

子どもが小さい間はお金以外のご褒美がベスト

まだ小さい間はお金以外のご褒美を与えることの方が効果が大きいことが分かっています。ただし、お金を与えることは、無駄遣いせず、貯蓄し、堅実なお金の使い方を学べます。お金をご褒美として与える場合は、子供専用の口座や家計簿を作ったり、勉強や毎日の通学を頑張った分、お金が増えている状態を可視化してあげることで金融教育に繋げることが大事です。

自尊心を無理に上げようとしない

日本人は世界と比べて自尊心が低く、特に中1で大幅に下がる傾向があります。自尊心が高まれば自信が付き、能力も上がると思われがちですが、「自尊心を上げれば能力も上がる」のではなく、「能力が高いから自尊心も高い」という因果関係だけかもしれません。「うちの子は自信がなくて・・・」といった悩みをお持ちでも、誤って自尊心を高める教育は避けましょう自尊心を高める言葉を添えて課題を与えても、子ども達の自尊心を逆に下げるという結果が出ています。自信をつけたいという気持ちも大事ですが、子ども達が自分を知り、なりたい自分になる努力を行っていくことも大事です。

誉める場合はプロセスに焦点を当てる

もともと持った能力を誉めると子ども達は意欲を失い、テストの成績が下がる傾向があります。例えば、逆上がりができるようになった場合は「できてすごいね」ではなくて、「できるようにいっぱい練習したね」とプロセスを誉めましょう。能力を誉めてしまった場合、課題にぶつかった時に「自分は才能がない」と自尊心を下げます。課題をクリアすることも大事ですが、クリアする為の努力はもっと大事です。

テレビやゲームの影響はそれほど高くない

「暴力的な演出があるから、友達にも暴力を振るうのではないか」と心配されることもあるかと思いますが、子どもを信じてあげることが大事です。むしろ、ストレス発散に繋がり、現実世界で反社会的な行為はしないといった結果が出ています。テレビやゲームが子どもの創造性や忍耐力を培うことに影響していることも理解してあげましょう。但し、ゲームの使用時間は60分を超えないように注意してください。

テレビやゲームを止めさせても勉強はしない

「ゲームばっかりしていて勉強しない」といった状況を解決する為、ゲームやテレビを止めた場合、子どもが自動的に机に向かって勉強する時間3分未満といった結果が出ています。テレビを見たりゲームをする時間が一日60分以内であれば、発達への影響はほぼゼロだと言われています。60分以内であれば好きなことをさせましょう。1日120分を超える場合は、発達にマイナスの影響を与えるので気を付けましょう。

勉強しなさいは効果的ではない

ご家庭での学習では、男の子の場合はお父さんが、女の子の場合はお母さんが同一性で関わると効果的であるという結果が出ています。また、家庭ではできる限り保護者様が時間を割くことが良いですが、共働きや兄弟の習い事への送迎などが多く、とても忙しいのが現実です。保護者様が面倒を見ることも大事ですが、塾や家庭教師の助っ人の力を借りることで時間不足を補うことも大事です。

友達が与える影響は重要

学力の高い友達の中にいるとプラスの影響があり、小学生では、女子の人数が多い学級ほどクラスの成績も高くなります。しかし、学力の高い同級生は、学力が低かった子供には自信を失わせマイナスの影響を与えることも分かっています。塾や私学で取り入れられている習熟度別学級では、クラス全体の学力を上げる因果関係があり、特に学力が低い子ども達にとってプラスの影響を与えます。但し、子ども達が低学年の間は、習熟度別学級平均的な学力を下げる傾向があります。

友達が与える社会的リスクは大きい

子ども達の社会的に相応しくない行動は、友達からの影響を強く受けることが分かっています。友人が変わると生活習慣が変わり、負の影響を最小限に抑えることができます。親が友達関係に関与することは現実的に難しく、子どもからの反発も強いものだと思います。その場合は、引っ越しなど、強制的に環境を変える行動力や決断力も必要になってきます。

教育投資の効果は就学前が一番高い

「大学に通わせる為に貯金しておきたい」と考える保護者様が多いかと思います。確かに進学にあたっては大学教育がとてもお金がかかります。しかし、教育を投資と考えた場合、収益率が一番高い年齢は、幼児教育だと言われています。知識や技能、しつけや人格形成、体力や健康といった学習以外の非認知能力はとても重要です。様々なプログラムを通じて、子ども達の教育に早い段階から投資していきましょう。

幼児教育が非認知能力を伸ばす

親の所得や家族構成、習い事への支出、家庭学習の習慣などを「家庭の資源」と言い、教員の数や質、宿題や課外活動、授業時間、カリキュラムを「学校の資源」と言います。家庭の資源を上げるには、親に学びの機会や教育方法についての情報提供が重要です。幼少期に適切な教育を家庭や学校で受けた子ども達は、高校卒業率や所得、持ち家率が高く、逮捕率は低いといった結果が出ています。但し、IQや学力への効果は上がるが一時的なものでした。その代わり長期的な非認知能力が高くなります。社会性や自信をもつといった能力は、通称“生きる力と言われています。非認知能力には、自己認識や意欲、忍耐力、社会的適性、創造性などがあります。認知能力の形成にも役立ち、年収、学歴や就業にも大きく影響する重要な能力です。

非認知能力は個別療育だけで養われない

個別療育だけでは非認知能力の向上にはほとんど役に立ちません。社会人は「学力が高いから能力も高い」ではなく、「非認知能力が高いから、認知能力も高い」と判断されます。高卒認定(旧:大検)を合格した方は、高校を卒業した人よりも年収が低い傾向があります。それは、学校に通うことで様々な人間関係から学ぶ非認知能力が、人生の成功においてとても重要な役割を示すからです。非認知能力は「人から学び、獲得する」もので集団活動が必要です。誠実さ、忍耐強さ、社交性、好奇心の強さは個別療育だけでは養われません。個別療育も大事ですが、集団療育もとても大事です。

学力テストと通知表どちらも大事

米国でどういう学生が中退し、卒業できるのか調べたところ、中退せずに卒業できる学生は、出身高校の偏差値に関係なく、通知表の成績が良かった学生でした。学力テストは認知能力のみを測定しますが、宿題を出すことや授業中に積極的に参加する非認知能力が高い生徒の方が、社会性や計画性、忍耐力が学校生活の中で培われ、成功へと導かれているということです。学力は大切な認知能力ですが、社会人は、非認知能力が圧倒的に大切です。思い込みからの脱却が、子ども達の社会的価値を高めます。

非認知能力はいつまでも伸びる

認知能力の改善には年齢の閾値(しきいち)が存在していますが、非認知能力は成人しても伸びる可能性が高いと言われています。例えば、自制心は、「背筋を伸ばす」ことを何度も注意され繰り返し行うことで、成績まで上げてしまうということが分かっています。また、非認知能力の一つであるやり抜く力は、「自分の能力は、努力によって後天的に伸ばせる」と信じている子ども達の方がやり抜く力が強い傾向があるということが分かっています。

しつけは子ども達に必要

ウソをつかない、他人に親切にする、ルールを守る、勉強するといったしつけを親から教わった子ども達は、大人になってからの年収が高い傾向があります。しつけが非認知能力の一つである勤勉性を養っているからだ言われています。また、夏休みなどの宿題を先送りする子ども達は、大人になれば喫煙やギャンブル、飲酒習慣と借金があり、肥満になる傾向が高いことも分かっています。非認知能力は学力テストと違い点数化されない為、可視化しづらい能力ですが、保護者の皆様に正しいしつけを行って頂くことが子ども達の社会的価値を高めます。

知るか知らないかで大きな差

情報を精査するにはランダム化比較試験を通じて得られる情報などが信憑度が高い情報であると言えます。親が子どもの教育にどれくらいの価値があるか知っているかどうかで、子どもの学力を上げるという因果関係があることが分かっています。世間で聞く通説による誤った思い込みを情報提供で正すことで、子どもの学力を高めることに繋げていくことができます。

正しい情報は必須

アウトプットを学力と考えた場合、インプット「家庭の資源」と「学校の資源」に分かれます(教育生産関数)。学校の資源は、教育政策で変わりますが、家庭の資源は他人がコントロール不可能な領域です。「どんな学校に通えば、どんな先生であれば成績が上がるか」を考えることも大事なことですが、「どういう家庭環境のもとに育てられたか」の方がもっと重要な影響を与えるという結果が分かっています。

平等重視の教育は改める必要性

平等重視の教育を受けた子ども達は、思いやりや親切心などが欠ける大人になるという結果が出ています。誰でも努力すれば成功できるという平等な考えは、家庭の資源や遺伝なども影響し、子どもが操作できないことばかりです。特に児童に携わる専門職に就いている職業の方は、家庭の資源への注力は難しい領域ですが、とても重要だということを理解しましょう。