コグトレとは|「覚える・数える・写す・見つける・想像する」を育てるトレーニング
コグトレは、「認知〇〇トレーニング(Cognitive 〇〇 Training)」を略した名前で、〇〇には「ソーシャル」「機能強化」「作業」が入ります。児童精神科医の宮口幸治さんが考案したもので、見る・聞く・覚える・想像するといった、学習や生活の土台になる力(認知機能)を育てることを目的としています。
学校や放課後等デイサービスで取り入れられることも増え、家庭向けのワーク本も出ています。どんなトレーニングなのか、家庭で取り入れるときのポイントをまとめました。
このページでわかること
・コグトレの3つの柱
・学習面のコグトレで育てる5つの力
・どんな子に向いているか
・家庭で取り入れるときのポイント
・ぐりーんでの取り組み
コグトレの3つの柱
覚える・数える・写す・見つける・想像する力を、プリントやゲームで育てます。
相手の気持ちを考える、困ったときの対処を考えるなど、人と関わる力を育てます。
体の動きや力加減、手先の器用さなど、自分の体をうまく使う力を育てます。
コグトレは、授業についていけない、人間関係でつまずきやすいなど、困っているのに気づかれにくいお子さまを支えるために作られました。
学習面のコグトレで育てる5つの力
| 力 | トレーニングの例 | つながる力 |
|---|---|---|
| 覚える | 読み上げられた文の最初のことばを覚える、見た絵の位置を覚える | 先生の話を聞いて覚える、黒板を写す |
| 数える | 決まった記号の数を数えながら印をつける | 注意を向け続ける、速く正確に処理する |
| 写す | 点と点を結んだ図形を、見本どおりに写す | 形をとらえる、文字や図形を書く |
| 見つける | たくさんの絵や記号の中から、同じものや違うものを見つける | 見る力、集中する力 |
| 想像する | 見えない部分を想像する、話の順番を考える | 見通しを立てる、相手の立場で考える |
「覚える」はワーキングメモリと深く関係しています。くわしくは「ワーキングメモリとは」をご覧ください。
どんな子に向いている?
こんなお子さまに
・授業の内容や先生の話についていくのがむずかしい
・書き写しや計算でケアレスミスが多い
・見通しを立てたり、相手の気持ちを考えたりするのが苦手
・境界知能と言われた、または学習のつまずきが気になる
幼児向けから小学生・中学生向けまで、難しさの違うワークがあります。お子さまの年齢よりも、今できるレベルから始めることが大切です。
家庭で取り入れるときのポイント
1日5〜10分から
長く続けるより、短い時間で毎日楽しく取り組むほうが続きます。
簡単なレベルから
「できた!」から始めて、自信がついたら少しずつ難しくします。
まちがいを責めない
まちがえたところは一緒に確かめ、「よく見つけたね」とがんばったところをほめます。
勉強の代わりにしない
コグトレは学習の土台を育てるものです。苦手な教科は、お子さまに合った方法で別に支えましょう。
なお「コグトレ」は登録商標です。研修や教材の情報は、学会や出版社の案内をご確認ください。
ぐりーんでの取り組み
ぐりーんでは、コグトレのプログラムそのものは行っていませんが、学習や運動あそびの中で、見る・覚える・数える・形を写すといった土台の力を育てています。
・学習・宿題支援:カードの中から文字を見つける、指さしで数える、見本と同じに並べる、なぞり書きから書き写しへ
・SST:場面の絵を見て、相手の気持ちや言うことばを考える
・運動あそび:力加減や体の動きの順番を考えるあそび
施設で使っているタブレット教材は、「タブレット教材のお試し」で体験していただけます。
よくあるご質問
Q. コグトレとは何ですか?
A. 「認知〇〇トレーニング(Cognitive 〇〇 Training)」の略で、児童精神科医の宮口幸治さんが考案した、見る・聞く・覚える・想像するといった学習や生活の土台になる力を育てるトレーニングです。
Q. コグトレにはどんな種類がありますか?
A. 学習面(認知機能強化トレーニング)、社会面(認知ソーシャルトレーニング)、身体面(認知作業トレーニング)の3つの柱があります。学習面では、覚える・数える・写す・見つける・想像するの5つの力を育てます。
Q. コグトレは何歳からできますか?
A. 幼児向けから小学生・中学生向けまで、難しさの違うワークがあります。年齢よりも、今できるレベルから始めることが大切です。
Q. 家でコグトレをするときのコツはありますか?
A. 1日5〜10分から、簡単なレベルで「できた!」を積み重ねるのがコツです。まちがいを責めず、がんばったところをほめましょう。
Q. ぐりーんでコグトレを受けられますか?
A. コグトレのプログラムそのものは行っていませんが、学習や運動あそびの中で、見る・覚える・数える・形を写すといった土台の力を育てています。
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