本文へ移動

奈良県天理市・奈良市・橿原市・田原本町の児童発達支援・放課後等デイサービス

就学相談と小学校入学準備|年長さんの保護者が知っておきたい流れと4つの学びの場

年長さんの秋は、小学校の入学に向けた手続きが進む時期です。10〜11月には就学時健康診断があり、発達が気になるお子さまの場合は「通常学級でよいのか」「支援学級や通級も考えたほうがよいのか」と迷われる保護者の方も多くいらっしゃいます。

このページでは、奈良県内で児童発達支援・放課後等デイサービスを運営する株式会社ぐりーんが、就学相談の流れ、4つの学びの場の違い、入学までにご家庭でできることをまとめました。お住まいの市町村の相談窓口も紹介しています。

このページでわかること

・就学相談とは何か、だれが受けるものか
・年長さんの1年間の流れ(春〜入学まで)
・通常学級・通級・特別支援学級・特別支援学校の違い
・奈良県内9市町村の就学相談の窓口
・入学までにご家庭でできること(チェックリスト付き)

就学相談とは

就学相談は、小学校に入学するお子さまにとって、どの学びの場がよいかを保護者と市町村の教育委員会が一緒に考える相談です。お子さまの様子を伝え、学校見学や面談、行動観察などを通して就学先を検討します。

受けるかどうかは保護者が決めます。通常学級だけを考えている場合は受けなくてもかまいませんが、通級・特別支援学級・特別支援学校を考えている場合や、入学後の学校生活に不安がある場合は、受けておくと学校側も準備がしやすくなります。診断や障害者手帳がなくても相談できます。

就学先は、お子さまの様子や必要な支援、保護者と本人の希望をもとに、教育委員会が総合的に判断します。保護者の意向はできるかぎり尊重され、話し合いを重ねて決めていくのが基本です。

年長さんの1年の流れ

時期は市町村によって異なります。おおまかな流れは次のとおりです。

年長の春〜夏

就学相談の申し込み・面談・学校見学
市町村によっては、年長の5〜6月ごろに就学相談の受付が始まります。園での様子の観察や、教育委員会との面談、学校見学・体験などが行われます。

10〜11月(今の時期)

就学時健康診断
入学予定の小学校などで、健康診断や簡単な検査を受けます。案内は市町村から届きます。法律で11月30日までに行うことになっています。ここで就学相談をすすめられることもあります。

11〜12月

就学先の検討・結果の連絡
教育委員会の会議(教育支援委員会など)で就学先が検討され、保護者に結果が伝えられます。考えが合わないときは、話し合いを重ねます。

1月

入学通知書(就学通知)が届く
入学する学校が知らされます。法律で1月31日までに通知することになっています。

2〜3月

入学説明会・学校への引き継ぎ・放課後の準備
入学説明会のあと、配慮してほしいことを学校に伝えます。放課後等デイサービスを使う場合は、受給者証の切り替えも進めます。

4月

入学
入学後も、お子さまの様子に合わせて学びの場を見直すことができます。

就学相談の受付時期を過ぎてしまったら

受付が終わっていても、まずはお住まいの市町村の教育委員会に相談してみてください。就学時健康診断のあとに相談が始まることもあります。入学後に学校で相談することもできます。

4つの学びの場の違い

小学校での学びの場は、大きく分けて4つあります。どれがよい・悪いではなく、お子さまが安心して力を伸ばせる場を選ぶことが大切です。

通常学級

地域の小学校で、学年ごとに編成されるクラスです。

・1クラスの人数:小学校は35人まで
・学び方:クラスのみんなと同じ時間割で学びます
・ポイント:学校によっては支援員の配置や、座席・声かけなどの配慮を受けられます。苦手なことは入学前に学校へ伝えておきましょう

通級による指導(通級)

通常学級に在籍したまま、週に数時間だけ別の教室で指導を受けるしくみです。

・対象:ことばの発音、自閉症、情緒の不安定、学習障害(LD)、注意欠如・多動症(ADHD)、弱視・難聴など
・学び方:ふだんは通常学級で過ごし、通級の教室で個別や少人数の指導を受けます(週1〜8時間ほど。月1回程度から始める場合もあります)
・ポイント:通っている学校に通級の教室がない場合は、ほかの学校の教室に通うこともあります。その場合の送り迎えは、学校・市町村に確認しておきましょう

特別支援学級(支援学級)

地域の小学校の中にある、少人数のクラスです。

・1クラスの人数:8人まで
・種類:知的障害、自閉症・情緒障害、肢体不自由、病弱・身体虚弱、弱視、難聴、言語障害
・学び方:お子さまに合わせたペースで学びます。教科や行事によっては通常学級(交流学級)で一緒に過ごします。授業時間の半分以上は支援学級で学ぶのが目安です
・ポイント:学校ごとに設置されている学級の種類が違うため、見学で確認しておきましょう

特別支援学校(支援学校)

障害のある子どものための学校です。奈良県では主に県立の学校があります。

・1クラスの人数:小学部は6人まで(障害が重複する場合は3人まで)
・種類:視覚障害、聴覚障害、知的障害、肢体不自由、病弱
・学び方:専門の知識をもつ先生のもと、生活や体づくりも含めて一人ひとりに合わせて学びます
・ポイント:スクールバスがある学校も多く、住む地域から少し離れた学校に通うこともあります

入学後も見直せます
学びの場は、一度決めたら変えられないものではありません。お子さまの成長や様子に合わせて、学年の途中や進級のときに見直すことができます。

支援級と通級の違いやメリット・デメリット、情緒学級、中学での学びについては、「特別支援学級(支援級)・通級とは」でくわしくご紹介しています。

就学相談の進み方

1. 申し込み
お住まいの市町村の教育委員会に申し込みます。園や相談先からすすめられることもあります。

2. 面談・聞き取り
お子さまの成長の様子、得意なこと・苦手なこと、家庭での様子などを伝えます。母子健康手帳や、療育先の支援計画などがあると話しやすくなります。

3. 様子の観察・関係機関への確認
園での様子を見に来てもらったり、通っている療育先(児童発達支援など)に様子を確認したりします。

4. 学校見学・体験
通常学級・支援学級・支援学校などを見学します。お子さまと一緒に行くと、合う・合わないが見えやすくなります。

5. 検討・話し合い
教育委員会の会議で検討され、結果をもとに保護者と話し合って就学先を決めます。

奈良県内の就学相談の窓口

ぐりーんの送迎エリアを中心に、9市町村の窓口をまとめました。受付時期や日程は毎年変わるため、各市町村の公式ページでご確認ください。

天理市:天理市教育委員会 教育総務課(就学の手続き)。学校生活の悩みは「子育て応援・相談センター(ほっとステーション)」でも相談できます。
天理市 教育総務課のページ

奈良市:奈良市教育委員会 特別支援教育推進課(来年度小学校に入学する子の教育相談)
奈良市「来年度小学校に入学する子の教育相談」

橿原市:就学前の発達相談は、こども発達支援課(子ども総合支援センター内)。就学先については橿原市教育委員会にご相談ください。
橿原市「就学前の発達相談・就学後の教育相談」

田原本町:田原本町教育委員会 教育総務課 学校教育係(教育相談)
田原本町「お子さまのよりよい就学にむけて」

大和郡山市:大和郡山市教育委員会
大和郡山市 教育委員会のページ

桜井市:桜井市教育委員会事務局
桜井市 教育委員会事務局のページ

生駒市:生駒市教育委員会 学校支援課(生駒市教育相談室もあります)
生駒市 学校支援課のページ

香芝市:香芝市教育委員会(就学相談)
香芝市「就学相談について」

大和高田市:大和高田市教育委員会 学校教育課(就学・教育相談)
大和高田市「就学・教育相談の流れ」

※窓口名は2026年10月時点の各市町村の公式ページをもとにしています。そのほかの市町村にお住まいの方は、お住まいの市町村の教育委員会にお問い合わせください。

入学までにご家庭でできること

全部をできるようにする必要はありません。「できること」と「手伝いが必要なこと」を知っておくと、学校に伝えやすくなります。

生活のこと

・一人でトイレに行く、手を洗う
・体操服などに着替える、脱いだ服をたたむ
・登校時刻に合わせて、早寝早起きのリズムをつくる
・給食で苦手な物があるとき、「少なくしてください」と伝える練習をする

学校生活のこと

・15分くらい座って話を聞く(絵本の読み聞かせなどから)
・困ったときに「わかりません」「手伝ってください」と伝える
・自分の持ち物が分かり、自分で片付ける
・時計を見て「長い針が6になったらおしまい」など、次の予定に気づく

学校に伝えること

・苦手なこと、パニックになりやすい場面と落ち着く方法
・得意なこと、好きなこと(活動のきっかけになります)
・療育先での支援の内容(支援計画を見せると伝わりやすくなります)
・入学説明会や入学前の面談で、早めに伝えておきましょう

小学校入学準備チェックリスト

手続き・生活・学校生活の3つに分けて、入学までに確認しておきたいことをまとめました。印刷して冷蔵庫などに貼っておくと便利です。

小学校入学準備チェックリスト(手続き・相談、生活の準備、学校生活の準備の16項目)

画像をタップすると拡大できます

印刷用PDFを開く

ぐりーんの公式LINEに「入学準備」と送っていただくと、PDFをお届けします。

ぐりーんでできること

ぐりーんは、奈良県内4拠点(天理本店・菅原支店・橿原支店・田原本支店)で、未就学のお子さまから高校生までの発達支援を行っています。就学の時期には、次のようなサポートをしています。

就学相談への協力

教育委員会から、通っているお子さまの様子について問い合わせがあった場合は、事業所で見ている様子をお伝えしています。また、就学相談の資料として、個別支援計画をお渡しすることもできます。

年長さんの入学準備

小集団での活動や個別の支援の中で、入学に向けた練習に取り組んでいます。
・座って話を聞く、順番を待つ
・持ち物の管理
・ひらがな・数・時計
・着替えやトイレなどの身支度

学校との情報共有

保護者の方の希望があれば、学校と支援の様子を共有したり、学校の先生の見学を受け入れたりしています。

4月からも同じ拠点で

児童発達支援を利用中の年長さんは、4月から同じ拠点で放課後等デイサービスに切り替えて通い続けられます。受給者証の切り替えは、市町村から届く通知をもとに保護者の方が申請します。

小学校からの送迎

入学後は、小学校から事業所までお迎えに行きます。各拠点ページに記載の送迎エリア内の学校は、すべて対応しています。送迎の追加料金はありません。

その日に取り組んだ支援の内容は連絡帳で、気になることは送迎のときやLINEでお伝えしています。見学・相談は受給者証がなくても受け付けていますので、入学前の不安もお気軽にご相談ください。

よくあるご質問

Q. 就学相談は必ず受けなければいけませんか?

A. 必ずではありません。受けるかどうかは保護者が決めます。通級・特別支援学級・特別支援学校を考えている場合や、学校生活に不安がある場合は、受けておくと入学後の支援につながりやすくなります。

Q. 就学先はだれが決めるのですか?

A. お子さまの様子や必要な支援、本人と保護者の希望をもとに、市町村の教育委員会が総合的に判断します。保護者の意向はできるかぎり尊重され、話し合いを重ねて決めていきます。入学後も、様子に合わせて見直すことができます。

Q. 診断や障害者手帳がないと、支援学級や通級は利用できませんか?

A. 診断や手帳がなくても就学相談は受けられます。判断の資料として、医療機関の意見や療育先の記録を求められることもあるため、詳しくはお住まいの市町村の教育委員会にご確認ください。

Q. 児童発達支援から放課後等デイサービスへの切り替えはどうすればよいですか?

A. 小学校入学の4月から、放課後等デイサービスの受給者証が必要になります。市町村から届く通知をもとに、保護者の方が申請してください。ぐりーんでは、同じ拠点のまま放課後等デイサービスとして通い続けられ、小学校からの送迎にも対応しています。

Q. 入学に向けて、ぐりーんではどんなことをしてもらえますか?

A. 座って話を聞く・持ち物の管理・ひらがなや数・時計・身支度など、入学に向けた練習に取り組んでいます。教育委員会からの問い合わせへの対応や、個別支援計画の提供も行っています。保護者の希望があれば、学校との情報共有や先生の見学も受け入れています。

あわせて読みたいページ

受給者証の取り方(9市町村別)

放課後等デイサービス・児童発達支援の選び方|12のポイント

見学・体験のご案内

集団に入れない / こだわり・切り替えが苦手

初めてのお母さんへ(相談先・制度)

発達支援を受けるご家庭へ(一覧)

※このページの内容は2026年10月時点のものです。制度や日程は市町村によって異なるため、最新の情報はお住まいの市町村にご確認ください。

この記事の監修者:久保 崇太郎(心理指導担当職員・保育士)
監修日・最終更新日:2026年10月20日