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奈良県天理市・奈良市・橿原市・田原本町の児童発達支援・放課後等デイサービス

子どものつま先歩き|何歳まで様子を見る?2歳・4歳・小学生・中学生の目安と、治らないときの原因・相談先

「かかとをつけずに、いつもつま先で歩いている」「4歳を過ぎてもつま先歩きが治らない」「小学生(10歳前後)になっても続いている」「自閉症と関係があると聞いて心配」。お子さんの歩き方が気になり、調べ始める保護者の方は少なくありません。つま先歩きの意味、2歳・3〜4歳・小学生・中学生の年齢別の目安、考えられる原因、相談したほうがよいサイン、家庭でできる遊びをまとめました。

このページの要点

  • 歩き始めのころのつま先歩きはよく見られ、多くは成長とともに、かかとから着く歩き方に変わっていきます。
  • つま先歩きだけで、自閉スペクトラム症(ASD)などの発達障害と判断することはできません。
  • かかとが床につかない、片足だけ、転びやすい、痛がるといった場合や、3〜4歳を過ぎても続く場合、小学生になっても続く場合は、一度相談してみてください。
  • 坂道や段差、バランス遊びなど、楽しみながら足の裏全体を使う遊びが役立ちます。

つま先歩きとは

つま先歩きとは、かかとを床につけずに、つま先や足の指のつけ根だけで歩くことです。歩き始めの子どもによく見られ、その多くは、体の使い方が育つにつれて、かかとから着地する歩き方に変わっていきます。

はっきりとした原因が見つからないまま、つま先歩きが続く場合は「特発性(とくはつせい)つま先歩き」と呼ばれ、発達に心配のない子にも見られます。

何歳まで様子を見てよい?2歳・4歳・小学生・中学生の目安

歩き始め〜2歳ごろ

歩き方がまだ安定しない時期で、つま先歩きはよく見られます。かかとをつけて立ったり、しゃがんだりできていれば、様子を見てよいことが多いです。

3〜4歳ごろ

多くの子が、かかとから着く歩き方になっていきます。つま先歩きが「ときどき」ではなく「ほとんどいつも」の場合や、4歳を過ぎても続く場合は、3歳児健診や小児科で一度相談してみると安心です。

小学生(10歳前後)

小学生になってもつま先歩きが続く子は多くありません。ふくらはぎやアキレス腱がかたくなり、かかとがつきにくくなっていることもあるため、小児科や整形外科、リハビリテーション科で足の状態を確認してもらいましょう。

中学生以降

この年齢まで続いている場合は、くせだけでなく、足の筋肉やアキレス腱のかたさが関係していることがあります。痛みや疲れやすさがなくても、一度医療機関で相談しておくと安心です。

年齢はあくまで目安です。年齢だけでなく、かかとがつくかどうか、片足だけか、ほかに気になる様子がないかもあわせて見ることが大切です。

4歳を過ぎても治らないとき

4歳を過ぎてもかかとをつけずに歩くことが多い場合は、まず「かかとをつけて立てるか」「しゃがめるか」を見てみましょう。立ったときにかかとがつかない場合は、ふくらはぎやアキレス腱がかたくなっていることがあり、ストレッチやリハビリが必要になることもあります。かかとがつく場合でも、感覚の敏感さや体の使い方が関係していることがあるため、足の裏全体を使う遊びを取り入れながら、健診や小児科で相談してみてください。

つま先歩きの主な理由

くせ・体の使い方

はっきりした原因がなく、つま先で歩くのがくせになっていることがあります。体のバランスのとり方が育つにつれて、減っていくことが多いです。

感覚の敏感さ

足の裏に床が触れる感じ、冷たさ、ざらざらした感触などが苦手で、かかとをつけたがらないことがあります。

体の感覚のつかみにくさ

自分の体の位置や動きを感じとる力(固有感覚)やバランス感覚がつかみにくく、つま先に力を入れることで、体の感覚を確かめていることがあります。感覚の受け取り方については感覚統合とはでくわしくご紹介しています。

筋肉や骨、神経の病気

アキレス腱が短い、筋肉の緊張が強いなど、整形外科や神経の病気が関係していることもまれにあります。片足だけ、転びやすい、痛がるといったときは、早めに受診しましょう。

自閉スペクトラム症(ASD)との関係

つま先歩きは、自閉スペクトラム症(ASD)のある子どもに、比較的よく見られる行動のひとつです。感覚の敏感さや、体の感覚のつかみにくさが関係していると考えられています。

ただし、つま先歩きだけで、自閉症かどうかを判断することはできません。気にかけたいのは、つま先歩きと一緒に、次のような様子が見られる場合です。

  • 目が合いにくい、名前を呼んでも振り向かないことが多い
  • 指さしや身ぶりが少ない、ことばがなかなか出ない
  • 手をバタバタさせる、体を揺らすなどの動きをくり返す
  • 特定の音や感触を強く嫌がる、こだわりが強い

自閉症の子どもの歩き方に見られることがある特徴

自閉スペクトラム症(ASD)のある子どもには、つま先歩きのほかに、腕をあまり振らずに歩く、体がかたくぎこちない、走り方が独特に見える、といった様子が見られることがあります。体の感覚のつかみにくさや、手足を一緒に動かすことの苦手さ(協調運動の苦手さ)が関係していると考えられています。ただし、歩き方だけで判断はできません。不器用さや運動の苦手さについてはDCD(発達性協調運動症)とはでもご紹介しています。

ほかのくり返す動きについては自閉スペクトラム症(ASD)の症状・原因・支援方法|ハンドフラッピングやロッキングとは、ことばの育ちについては2歳・3歳のことばの遅れでもご紹介しています。

相談したほうがよいサイン

  • 立っているときも、かかとが床につかない
  • 片方の足だけ、つま先歩きをしている
  • よく転ぶ、足が痛いと言う、歩き方がぎこちない
  • 一度かかとから歩けていたのに、つま先歩きになった
  • 3〜4歳を過ぎても、ほとんどいつもつま先で歩いている(小学生以降も続いている)
  • ことばの遅れや、目が合いにくいなど、ほかにも気になる様子がある

足の状態は小児科や整形外科、リハビリテーション科、発達のことは健診や小児科で相談できます。「様子を見ましょう」と言われた場合も、気になることが続けば、もう一度相談してかまいません。

足の裏全体を使う遊びのステップ

「かかとをつけて歩きなさい」と注意するより、遊びの中で自然に足の裏全体を使う機会を増やすほうが、子どもも楽しく続けられます。簡単なものから、少しずつ挑戦してみましょう。

5. 全身を使う遊びトランポリン・ボルダリングなど
4. バランス遊び平均台、片足立ち、線の上を歩く
3. 坂道や段差上り坂、階段、段差の上り下り
2. かかとをつけて遊ぶしゃがむ、かかと歩き、動物まね
1. いろいろな感触に慣れる芝生・砂・マットの上をはだしで

図:足の裏全体を使う遊びのステップ(楽しめる段から始めて大丈夫です)

家庭でできる遊びと工夫

いろいろな感触に慣れる

芝生、砂、マット、タオルの上などを、はだしで歩いてみます。足の裏の感覚に少しずつ慣れていくことで、かかとをつけやすくなることがあります。

かかとをつけて遊ぶ

しゃがんでボールを転がす、ペンギンのようにかかとで歩く、ゾウやクマのまねをして歩くなど、遊びの中でかかとを使います。

坂道や段差を歩く

上り坂や階段は、自然とかかとをつけて体を支える動きになります。公園の坂やすべり台の階段を、一緒に楽しみましょう。

バランス遊び

床にテープで線を引いてその上を歩く、片足立ちで何秒できるか競争するなど、体の傾きを感じる遊びがおすすめです。

「ちゃんと歩きなさい」と何度も注意すると、歩くことが嫌になってしまうことがあります。かかとをつけて歩けたときに「上手だね」と声をかけていきましょう。靴は、かかとがしっかりしていて足に合ったものを選ぶと安心です。

体を動かす遊びの効果については運動による効果でもご紹介しています。

相談先

  • 乳幼児健診(1歳6か月児健診・3歳児健診)、お住まいの市町村の保健センター
  • かかりつけの小児科(必要に応じて専門の医療機関を紹介してもらえます)
  • 整形外科・リハビリテーション科(かかとがつかない、痛がる、片足だけなど、足の状態が気になるとき)
  • 奈良県発達障害者支援センター「でぃあー」

医療機関では、理学療法士によるリハビリや、ストレッチの指導、装具を使った治療などを受けることもあります。相談先については初めてのお母さんへもご覧ください。児童発達支援や放課後等デイサービスの利用には、市町村が交付する受給者証が必要です。詳しくは受給者証についてをご覧ください。

ぐりーんの支援

株式会社ぐりーんは、奈良県内4拠点(天理市・奈良市・橿原市・田原本町)で、未就学のお子さまから高校生までの児童発達支援・放課後等デイサービスを運営しています。つま先歩きや体の使い方が気になるお子さまには、運動あそびの支援プログラムを中心に支援しています。

運動あそびで足の裏全体を使う

かかとをつける遊び、坂道や段差、バランス遊び、トランポリンなど、楽しみながら足の裏全体や体幹を使う活動に取り組んでいます。数は多くありませんが、小学生以降でつま先歩きが続いているお子さまもご利用されています。

ボルダリングのある運動ルーム

橿原支店には、ボルダリング壁のある運動ルームがあり、全身を使った遊びに取り組めます。設備は拠点によって異なります。

理学療法士が在籍

菅原支店には理学療法士が1名在籍し、体の使い方の視点も取り入れて支援しています。

ご家庭と共有します

その日に取り組んだ支援の内容を連絡帳でお伝えし、気になることは送迎のときやLINEでもお伝えします。ご家庭でできる遊びも一緒に考えます。

ぐりーんでは、医学的な診断や評価・検査は行っていません。足の状態が気になる場合は、医療機関とあわせてご利用ください。見学・相談は、受給者証の申請前からお受けしています。事業所選びのポイントは放課後等デイサービス・児童発達支援の選び方でご紹介しています。

見学・体験のご案内お問い合わせ

お電話:0743-62-7557(受付10:00〜17:00、土日祝は天理本店・橿原支店で受付)

よくあるご質問

Q. つま先歩きは自閉症のサインですか?
つま先歩きだけで、自閉症(自閉スペクトラム症)と判断することはできません。つま先歩きは、発達に心配のない子どもにも見られます。気にかけたいのは、目が合いにくい、名前を呼んでも振り向かない、ことばがなかなか出ない、くり返す動きがあるといった様子が一緒に見られる場合です。心配なときは、健診や小児科で相談してください。
Q. つま先歩きは何歳まで様子を見てよいですか?
歩き始め〜2歳ごろのつま先歩きはよく見られ、成長とともに減っていくことが多いです。3歳ごろを過ぎてもほとんどいつもつま先で歩いている場合や、年齢にかかわらず、かかとが床につかない、片足だけ、痛がる、よく転ぶといった場合は、小児科や整形外科で相談してください。
Q. つま先歩きは治りますか?
多くは成長とともに、かかとから着く歩き方に変わっていきます。続く場合も、足の裏全体を使う遊びやストレッチで改善することがあります。ふくらはぎやアキレス腱がかたくなっている場合は、医療機関でのリハビリや装具などで治療することもあるため、早めに相談すると安心です。
Q. 家でできることはありますか?
芝生や砂の上をはだしで歩く、しゃがんで遊ぶ、かかと歩きや動物まね、坂道や階段を歩く、平均台や片足立ちなどのバランス遊びがおすすめです。「ちゃんと歩きなさい」と注意するより、楽しみながら足の裏全体を使う機会を増やしていきましょう。
Q. ぐりーんでは、つま先歩きのある子にどんな支援をしていますか?
運動あそびの支援プログラムで、かかとをつける遊び、坂道や段差、バランス遊び、トランポリン、ボルダリング(橿原支店)などに取り組んでいます。菅原支店には理学療法士が1名在籍しています。その日に取り組んだ内容は連絡帳で、気になることは送迎のときやLINEでご家庭にお伝えしています。
Q. 小学生・中学生でもつま先歩きは治りますか?
小学生や中学生になってからでも、足の裏全体を使う遊びやストレッチ、医療機関でのリハビリなどで、かかとをつけて歩けるようになることがあります。年齢が上がるとふくらはぎやアキレス腱がかたくなっていることもあるため、まずは小児科や整形外科、リハビリテーション科で足の状態を確認してもらいましょう。
Q. かかとをつけずに歩くのは発達障害ですか?
かかとをつけずに歩く(つま先歩き)だけで、発達障害かどうかを判断することはできません。発達に心配のない子どもにも見られます。ことばの遅れや目が合いにくいなど、ほかにも気になる様子がある場合や、4歳を過ぎてもほとんどいつもつま先で歩いている場合は、健診や小児科で相談してください。

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参考文献

  1. 国立障害者リハビリテーションセンター 発達障害情報・支援センター.発達障害に関する解説.
  2. 日本小児整形外科学会.子どもの足・歩き方に関する解説.

※本サイトでご紹介している内容は一般的な情報提供を目的としており、診断や治療を目的とするものではありません。お子さまの症状についてのご相談は、医療機関へお願いいたします。

奈良県でつま先歩きや体の使い方が気になるお子さまの相談ができる4拠点

株式会社ぐりーんは、奈良県内4拠点で児童発達支援(未就学児)と放課後等デイサービス(小学生〜高校生)を運営しています。4拠点とも、運動あそびでかかとをつける遊びやバランス遊びに取り組んでいます。

見学・相談は無料です(約60分)。見学・体験のご案内を見る

この記事の監修者:生馬 万悠子(理学療法士)
監修日・最終更新日:2026年10月20日