高校生も通える放課後等デイサービス|対象・支援の内容と卒業後に向けた準備
放課後等デイサービスは、小学生だけのものではありません。高校生(特別支援学校の高等部を含む)も、学校のあとや土日・長期休暇に利用できます。
このページでは、高校生が放課後等デイサービスを利用できる条件と、高校生向けの支援の内容、卒業後に向けた準備についてまとめました。放課後等デイサービスそのものについては「放課後等デイサービスとは」をご覧ください。
このページでわかること
・放課後等デイサービスを利用できる高校生
・高校生向けの支援の内容
・卒業後に向けた準備
・料金と利用の流れ
利用できる高校生
放課後等デイサービスの対象は、学校(幼稚園・大学を除く)に通っている、障害や発達の特性のあるお子さまです。高校生では、次のような学校に在籍している方が対象になります。
対象となる主な学校
・全日制・定時制・通信制の高校
・特別支援学校の高等部
・専修学校・各種学校(2024年4月から。市町村が必要と認めた場合)
利用には、市町村が出す通所受給者証が必要です。障害者手帳がなくても、医師の診断書や意見書などをもとに市町村が支援の必要性を認めれば、受給者証が出る場合があります。高校に在籍していない場合(卒業後や中退後など)は対象になりません。
引き続き支援が必要と市町村が認めた場合は、20歳になるまで利用できる特例もあります(ぐりーんのご利用は18歳・高校卒業まで)。
高校生向けの支援の内容
支援の内容は、一人ひとりの個別支援計画にそって決めます。高校生では、学校生活の困りごとへの手助けに加えて、卒業後の生活を見すえた力を育てることが大切になります。放課後等デイサービスでは、たとえば次のような支援が行われています(内容は事業所によって異なります)。
宿題や定期テストの勉強を、本人のペースで進めます。苦手な教科の基礎のふり返りや、勉強の計画の立て方を練習する事業所もあります。
お金や時間の管理、身だしなみ、あいさつや報告・相談など、ひとり暮らしや仕事に役立つ力を練習する事業所もあります。
相手に合わせた話し方、困ったときの助けの求め方、SNSとのつきあい方など、社会に出てから役立つコミュニケーションを練習する事業所もあります。
生活自立の支援については「生活自立・はたらく準備」、コミュニケーションの練習は「SST(ソーシャルスキルトレーニング)」で紹介しています。
卒業後に向けた準備
高校卒業後は、進学、一般の会社への就職、障害者雇用での就職、就労移行支援や就労継続支援などの福祉サービスの利用など、さまざまな道があります。放課後等デイサービスは18歳(特例で20歳)までのサービスなので、卒業後にどんな支援を使うかを、高校2年生ごろから学校や相談支援専門員と一緒に考えておくと安心です。
本人の得意・苦手を整理する
放課後等デイサービスでの様子や、学校の実習の経験から、本人に合う働き方や学び方を考えます。
卒業後の支援を調べる・見学する
就労移行支援事業所や、卒業後に使える福祉サービスを、学校や市町村の窓口に聞きながら見学しておきます。
手帳や手続きを確かめる
障害者雇用や福祉サービスを使うには、障害者手帳などが必要になる場合があります。必要な手続きを早めに確かめておきましょう(知的障害のある方は「療育手帳とは」、発達障害のある方は精神障害者保健福祉手帳が対象になる場合があります)。
料金と利用の流れ
料金は、利用料の原則1割が自己負担です。世帯の所得に応じて1か月の上限額(0円・4,600円・37,200円)が決まっていて、たくさん通っても上限を超えることはありません。くわしくは「利用料金・自己負担額の目安」をご覧ください。
利用までの流れは、見学・相談 → 受給者証の申請 → 契約・個別支援計画 → 利用開始です。受給者証の手続きは「受給者証の取り方」で、奈良県内の市町村ごとにご紹介しています。
ぐりーんでは
ぐりーんには、高校生のお子さまも通っています。将来の生活や進路を見すえながら、一人ひとりの個別支援計画にもとづいて、ことば・コミュニケーション、学習、運動、生活のことなど、そのお子さまのレベルに合ったことに取り組みます。定期テストの前には、テスト勉強に取り組むこともあります。
4つの支援プログラムのうち「生活自立・はたらく準備」では、身支度や生活のルール、将来に向けた準備に取り組みます。マンツーマンで5教科などに取り組める「特別支援プログラム」も、追加料金なしでご利用いただけます。
よくあるご質問
Q. 放課後等デイサービスは高校生も利用できますか?
A. 利用できます。高校(全日制・定時制・通信制)や特別支援学校の高等部に通っている、障害や発達の特性のある方が対象です。利用には市町村が出す通所受給者証が必要です。
Q. 放課後等デイサービスは何歳まで利用できますか?
A. 主な対象は18歳までです。引き続き支援が必要と市町村が認めた場合は、20歳になるまで利用できる特例もあります。ぐりーんのご利用は18歳・高校卒業までです。
Q. 通信制の高校に通っていても利用できますか?
A. 利用できます。通信制や定時制の高校に在籍している方も対象です。2024年4月からは、市町村が必要と認めた場合、専修学校や各種学校に通う方も対象になりました。
Q. 高校を中退した場合は利用できますか?
A. 放課後等デイサービスは学校に通っている方が対象のため、高校に在籍していない場合は利用できません。卒業後や中退後に使える支援は、市町村の障害福祉の窓口や相談支援専門員に相談してください。
Q. 高校生向けにはどんな支援がありますか?
A. 学習やテスト対策のほか、お金や時間の管理、身だしなみなどの生活の練習、あいさつや報告・相談などのコミュニケーションの練習など、卒業後の生活を見すえた支援があります。
高校生が通える奈良県の4拠点
見学・相談だけでも大丈夫です。お近くの拠点をご覧ください。
