1歳半健診で指摘されたら|指差しをしない・ことばが遅いときの流れと相談先
「1歳半健診で、指差しをしないと言われた」「ことばが少ないので様子を見ましょうと言われた」。健診のあとで不安になり、調べている方もいらっしゃると思います。
1歳半健診で声をかけられても、それだけで発達障害と決まるわけではありません。このページでは、健診で見ることと、指摘されたあとの流れ、相談先と家庭でできる関わり方をまとめました。
このページでわかること
・1歳半健診で見ること
・指摘されたあとの流れ
・指差しをしないときは
・相談先
・家庭でできる関わり方
1歳半健診で見ること
1歳半健診(1歳6か月児健診)は、1歳6か月を過ぎて2歳になるまでのあいだに、市町村が行う健診です。体の成長や病気の有無に加えて、ことばや人とのかかわりなど、発達の様子も確かめます。内容や時期は市町村によって異なります。
よく確かめられること(例)
・ひとりで歩けるか
・意味のあることばがいくつか出ているか
・絵を見せて「わんわんはどれ?」と聞くと指差しで答えるか
・名前を呼ぶと振り向くか、大人のことばや身ぶりに反応するか
・積み木を積むなど、手先を使えるか
・食事や睡眠、遊びの様子(保護者のアンケート)
指摘されたあとの流れ
健診で気になる点があったときは、次のような流れになることが多いです。どの段階でも、保護者の方から相談してかまいません。
経過観察
しばらく様子を見て、数か月後に保健師から電話をもらったり、再健診を受けたりします。この時期の発達は個人差が大きく、経過観察のあいだにぐんと伸びるお子さまも少なくありません。
発達相談・親子教室
市町村の発達相談で、心理士などに様子を見てもらったり、親子で参加する遊びの教室を紹介されたりします。
医療機関や療育の紹介
必要に応じて、小児科・児童精神科などの医療機関や、児童発達支援などの療育を紹介されます。療育を利用するには、市町村が出す受給者証が必要です。
受給者証の流れは「受給者証の取り方」、診断前の相談の流れは「診断前の相談先・受診の流れ」でご紹介しています。
指差しをしないときは
指差しには、ほしい物を伝える「要求の指差し」、見つけた物を「見て」と知らせる「興味の指差し」、「〇〇はどれ?」と聞かれて答える「応答の指差し」があります。1歳半健診では、絵を見て答える応答の指差しを確かめることが多いです。
健診の場では緊張して指差しをしないお子さまも少なくありません。家ではできている場合は、そのことを保健師に伝えましょう。家でも指差しが少なく、目が合いにくい、名前を呼んでも振り向きにくい、ことばが増えにくいといった様子が重なるときは、早めに相談すると安心です。ことばについては「ことばの遅れ」、もっと小さいころの様子は「赤ちゃんの自閉症のサイン」もご覧ください。
相談先
・健診を受けた市町村の保健センター(保健師)
・市町村の発達相談・子育て相談の窓口
・かかりつけの小児科
・児童発達支援事業所(見学・相談)
3歳児健診については「3歳児健診で指摘されたら」をご覧ください。
家庭でできる関わり方
大人が指差しの見本を見せる
「あ、ワンワンいたね」と指を差しながら話しかけます。同じ物を一緒に見る経験が、指差しやことばの土台になります。
指差しやしぐさに、ことばを添える
お子さまが指を差したり手を伸ばしたりしたら、「ジュースだね」と短いことばで返します。
2つから選んでもらう
「りんごとバナナ、どっち?」と2つ見せて、指差しや手で選んでもらいます。
絵本で「どれ?」遊び
絵本を見ながら「ねこはどれ?」と聞き、指を差したら一緒に喜びます。答えられなくても、大人が指差して教えてあげましょう。
ぐりーんでの取り組み
ぐりーんの児童発達支援は3歳からご利用いただけます。2歳までのお子さまのご家族からも、見学やご相談をお受けしています。健診で指摘を受けたばかりの段階でも、受給者証の申請前でも、ご相談いただけます。ことばや人とのかかわりの支援は「ことば・コミュニケーション」でご紹介しています。
よくあるご質問
Q. 1歳半健診ではどんなことを見ますか?
A. 体の成長や病気の有無に加えて、ひとりで歩けるか、意味のあることばが出ているか、絵を見て指差しで答えるか、名前を呼ぶと振り向くかなど、発達の様子を確かめます。内容や時期は市町村によって異なります。
Q. 1歳半健診で指差しをしなかったら発達障害ですか?
A. それだけで発達障害と決まるわけではありません。健診の場では緊張して指差しをしないお子さまも少なくありません。家での様子や、目線・名前への反応・ことばなど、ほかの様子とあわせて見ていきます。
Q. 「経過観察」と言われたら、どうすればよいですか?
A. 数か月後に保健師から連絡があったり、再健診を受けたりするのが一般的です。待つあいだも、気になることがあれば保健センターや市町村の発達相談に相談してかまいません。
Q. 指摘されたら療育に通ったほうがよいですか?
A. お子さまの様子によって異なります。発達相談などで様子を見てもらい、必要に応じて療育(児童発達支援など)を検討します。利用には市町村が出す受給者証が必要です。
Q. ぐりーんは何歳から利用できますか?
A. 児童発達支援は3歳からご利用いただけます。2歳までのお子さまのご家族からも見学・相談をお受けしています。
奈良県で小さいお子さまの発達を相談できる4拠点
見学・相談だけでも大丈夫です。お近くの拠点をご覧ください。
