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奈良県天理市・奈良市・橿原市・田原本町の児童発達支援・放課後等デイサービス

特別支援学級(支援級)と通級とは|違い・メリット・デメリットと中学での学び

特別支援学級(支援級・支援学級)は、小学校・中学校の中にある少人数のクラスです。通級による指導(通級)は、通常の学級に在籍したまま、週に数時間だけ別の教室で指導を受けるしくみです。どちらも、お子さまの得意・苦手に合わせて学ぶための「学びの場」です。

「支援級と通級はどう違うの?」「支援級にするとデメリットはある?」「中学ではどうなるの?」と迷われる保護者の方は少なくありません。このページでは、奈良県内で児童発達支援・放課後等デイサービスを運営する株式会社ぐりーんが、2つのしくみの違いと選び方、中学での学び、放課後の過ごし方をまとめました。

このページでわかること

・特別支援学級(支援級)と、情緒学級の特徴
・通級による指導(通級)のしくみ
・支援級と通級の違い(早見表)
・それぞれのメリット・デメリット
・中学での支援級・通級と、学びの場の見直し方
・放課後等デイサービスとの併用と、ぐりーんでの取り組み

学校での学びの場は4つ

小学校・中学校の学びの場は、大きく分けて「通常の学級」「通級による指導」「特別支援学級」「特別支援学校」の4つです。どれがよい・悪いではなく、お子さまが安心して力を伸ばせる場を選ぶことが大切です。

このページでは、迷われることの多い「特別支援学級」と「通級」をくわしくご紹介します。年長さんの就学相談の流れと4つの学びの場の全体は、「就学相談・小学校入学準備」をご覧ください。

特別支援学級(支援級)とは

特別支援学級は、地域の小学校・中学校の中に置かれている少人数のクラスです。「支援級」「支援学級」とも呼ばれます。

人数

1クラス8人までです。先生の目が届きやすく、一人ひとりのペースに合わせて学べます。

種類

知的障害、自閉症・情緒障害、肢体不自由、病弱・身体虚弱、弱視、難聴、言語障害の7種類があります。学校ごとに置かれている学級の種類が違うため、見学で確かめておきましょう。

学び方

お子さまに合わせた内容とペースで学びます。教科や行事によっては、通常の学級(交流学級)でクラスのみんなと一緒に過ごします。授業時間のおおむね半分以上を支援級で学ぶのが目安とされています。

情緒学級(自閉症・情緒障害特別支援学級)とは

自閉スペクトラム症(ASD)の特性や、場面緘黙(ばめんかんもく)など気持ちの面の困りごとがあるお子さまのための支援級で、「情緒学級」「自閉・情緒学級」とも呼ばれます。教科は学年に合わせた内容を学ぶことが多く、あわせて、人との関わり方や気持ちの整え方など、学校生活で困りやすいことへの指導を受けます。学び方は学校によって違うため、見学で確かめておきましょう。

通級による指導(通級)とは

通級は、ふだんは通常の学級で過ごしながら、決まった時間だけ「通級指導教室」などで指導を受けるしくみです。

対象

ことばの発音などの言語障害、自閉症、情緒障害、LD(学習障害)、ADHD(注意欠如・多動症)、弱視、難聴などのお子さまです。知的障害は通級の対象に含まれていないため、知的な遅れが大きい場合は支援級などで学ぶことになります。知的障害については「知的障害(知的発達症)とは」をご覧ください。

時間

週1〜8時間ほどが目安です。LDやADHDのお子さまは、月1回程度から始める場合もあります。

内容

個別や少人数で、苦手なことを練習します。たとえば、気持ちの伝え方や友だちとの関わり方、読み書きのコツ、集中しやすい工夫などです。必要に応じて、教科のつまずきを補う指導も行われます。

通い方

在籍している学校の教室に通う「自校通級」、ほかの学校の教室に通う「他校通級」、先生が学校に来てくれる「巡回指導」があります。他校通級の場合の送り迎えは、学校・市町村に確認しておきましょう。

支援級と通級の違い(早見表)

特別支援学級(支援級) 通級による指導(通級)
在籍 支援級 通常の学級
過ごす時間 おおむね半分以上を支援級で。教科や行事によって交流学級へ ほとんどを通常の学級で。週1〜8時間ほど通級の教室へ
人数 1クラス8人まで 個別・少人数
知的障害 対象(知的障害の学級) 対象に含まれない
向いていることが多い 少人数でじっくり、自分のペースで学ぶほうが安心して過ごせる クラスの授業にはおおむね参加でき、特定の苦手を練習したい

※ 時間や運用は、市町村・学校によって異なります。

メリット・デメリット

どちらにも良い面と、気をつけたい面があります。「デメリット」も、学校との相談で小さくできることが多いです。

支援級のメリット

・少人数で、分かるところから自分のペースで学べる
・先生に気づいてもらいやすく、困ったときに助けを求めやすい
・失敗が少なくなり、自信を取り戻しやすい
・身の回りのことや人との関わり方も、学校の中で練習できる

支援級のデメリット・気をつけたいこと

・交流学級で過ごす時間が限られ、クラスの友だちと関わる機会が少なくなることがある
・学ぶ内容や進み方が通常の学級と違う場合、あとから戻るときに差を感じることがある
・中学では、高校受験での成績(内申)の扱いが、学校や地域によって異なることがある
・学校ごとに学級の種類や人数、雰囲気が違う

通級のメリット

・クラスの友だちと同じ時間割で過ごしながら、苦手なことだけを練習できる
・個別や少人数で、お子さまに合ったやり方を見つけやすい
・通級で身につけたことを、ふだんのクラスで試すことができる

通級のデメリット・気をつけたいこと

・通級の時間に受けられなかった授業の内容を、補う必要があることがある
・ほかの学校に通う場合、移動や送り迎えの負担がある
・週に数時間のため、クラスでの困りごとが大きい場合は支えが足りないことがある
・地域によっては教室の数が少なく、希望しても待つことがある

中学での支援級・通級

中学校にも、特別支援学級や通級による指導があります。小学校で支援級だったお子さまが中学で通常の学級を選ぶことも、その反対もあります。進学前の小学6年生のうちに、中学校の見学や相談をしておくと安心です。

高校受験と進路

中学の支援級で学ぶ場合、高校受験での成績(内申)の扱いは、学校や地域によって異なることがあります。中学卒業後の進路には、高校(全日制・定時制・通信制)や特別支援学校の高等部などがあります。希望の進路がある場合は、早めに中学校の先生に相談しておきましょう。

高校では

高校には特別支援学級はありませんが、2018年度から高校でも通級による指導が受けられるようになりました。実施している学校や内容は学校によって異なります。

学びの場の決め方・見直し方

学びの場は、保護者・お子さま本人・学校・教育委員会が話し合って決めます。迷ったときは、次のような点を手がかりにしてみてください。

・学校から帰ったあと、ひどく疲れていたり、行きしぶりが続いたりしていないか
・授業の内容が、どのくらい分かっているか
・クラスの人数や音、席の位置など、つらくなりやすい場面はどこか
・お子さま本人は、どこでどう過ごしたいと思っているか
・実際に見学して、お子さまが落ち着いて過ごせそうか

学びの場は、一度決めたら変えられないものではありません。お子さまの成長や様子に合わせて、学年の途中や進級のときに見直すことができます。まずは担任の先生や、学校の特別支援教育コーディネーターに相談してみましょう。

ことばやコミュニケーションの練習については「SST(ソーシャルスキルトレーニング)とは」、勉強のつまずきが気になる場合は「境界知能とは」もあわせてご覧ください。

放課後等デイサービスとの併用

通常の学級・通級・特別支援学級・特別支援学校のどこに通っていても、受給者証があれば放課後等デイサービスを利用できます。学校では少人数や個別の支援を受け、放課後は宿題や生活の練習、友だちとの関わりを小集団で練習する、という組み合わせも多くあります。

受給者証の手続きは「受給者証の取り方」をご覧ください。

ぐりーんでの取り組み

ぐりーんでは、特別支援学級に在籍しているお子さまが多くご利用されています。通級を利用しているお子さまや、中学生・高校生(支援学級・特別支援学校)のお子さまも通っています。

・学校からの送迎:各拠点ページに記載の送迎エリア内の学校は、特別支援学校も含めてお迎えに行きます。送迎の追加料金はありません
・学習・宿題支援:お子さまが分かるところから、個別の時間や教材を使って一緒に取り組みます
・ことば・コミュニケーション:あいさつや気持ちの伝え方、困ったときに助けを求める練習をします
・生活自立・はたらく準備:身支度や時計・お金のほか、中高生は電話のかけ方や買い物での注文、身だしなみなども練習します
・見通しの見える化:活動の流れや順番を、絵や写真で前もって示します

学校との連携

保護者の方のご希望があれば、学校と支援の様子を共有したり、学校の先生の見学を受け入れたりしています。教育委員会から通っているお子さまの様子について問い合わせがあった場合はお伝えし、個別支援計画をお渡しすることもできます。その日に取り組んだ支援の内容は連絡帳で、気になることは送迎のときやLINEでお伝えしています。

よくあるご質問

Q. 特別支援学級(支援級)と通級の違いは何ですか?

A. 支援級は小・中学校の中にある1クラス8人までの少人数学級で、授業時間のおおむね半分以上を支援級で学びます。通級は通常の学級に在籍したまま、週1〜8時間ほど別の教室で苦手なことを練習するしくみです。知的障害は通級の対象に含まれていません。

Q. 支援級のデメリットはありますか?

A. クラスの友だちと過ごす時間が限られる、学ぶ内容が通常の学級と違う場合にあとから差を感じることがある、中学では高校受験での成績(内申)の扱いが学校や地域によって異なることがある、などが挙げられます。学校との相談で小さくできることも多いため、見学や面談で確かめておきましょう。

Q. 情緒学級とは何ですか?

A. 自閉症・情緒障害特別支援学級のことで、自閉スペクトラム症の特性や場面緘黙など、気持ちの面の困りごとがあるお子さまのための支援級です。教科は学年に合わせた内容を学ぶことが多く、人との関わり方や気持ちの整え方の指導もあわせて受けます。

Q. 支援級から通常の学級に変えることはできますか?

A. できます。学びの場は一度決めたら変えられないものではなく、お子さまの様子に合わせて、学年の途中や進級・中学進学のときに見直すことができます。担任の先生や特別支援教育コーディネーター、教育委員会に相談してみてください。

Q. 支援級や通級に通いながら、放課後等デイサービスは使えますか?

A. 使えます。受給者証があれば、通常の学級・通級・特別支援学級・特別支援学校のどこに通っていても利用できます。ぐりーんでも、支援級のお子さまが多く通っているほか、通級を利用しているお子さまや中学生・高校生のお子さまもご利用されています。

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監修:久保崇太郎(心理指導担当職員・保育士)|監修日 2026年10月20日

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