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奈良県天理市・奈良市・橿原市・田原本町の児童発達支援・放課後等デイサービス

子どもの吃音(どもる・ことばがつかえる)|何歳から?原因と家庭での関わり方、相談の目安

「『ぼ、ぼ、ぼくね』と最初の音をくり返す」「話し始めにことばがつまって出てこない」「急にどもるようになった」。こうした話し方は、吃音(きつおん)かもしれません。吃音は、話したいことははっきりしているのに、ことばがなめらかに出てこない状態のことです。

幼児期の吃音はめずらしいものではなく、成長とともに自然に軽くなる子も多くいます。このページでは、奈良県内で児童発達支援・放課後等デイサービスを運営する株式会社ぐりーんが、吃音の話し方の特徴と始まりやすい年齢、原因、ご家庭での関わり方と相談の目安をまとめました。

このページでわかること

・吃音とはどんな話し方か(3つのタイプ)
・始まりやすい年齢と、その後の経過
・吃音の原因
・家庭での関わり方
・相談の目安と相談先
・学校・園への伝え方と、ぐりーんでの対応

吃音とは

吃音は、「どもる」とも呼ばれる話し方の特徴です。ことばの出だしでよく見られ、次の3つのタイプがあります。

くり返す(連発)

「か、か、か、からす」のように、ことばの最初の音や一部をくり返します。幼児期の吃音で最も多く見られます。

引きのばす(伸発)

「かーーらす」のように、最初の音を長く引きのばします。

つまる(難発・ブロック)

「……っからす」のように、話そうとしてもことばが出てこず、つまってしまいます。力が入って顔をしかめたり、手足を動かしてことばを出そうとしたりすることもあります。

調子のよい日と悪い日の波があるのも特徴です。歌を歌うときや、誰かと声をそろえて読むときには、ほとんどどもらないことが多いといわれています。

始まりやすい年齢と、その後の経過

2〜4歳ごろ

吃音の多くは、ことばがぐんと増えて、2語文・3語文で話し始める2〜4歳ごろに始まります。幼児期に吃音が出る子は、20人に1人ほどといわれています。

その後の経過

始まってから数年のうちに、7〜8割ほどの子は自然に目立たなくなるといわれています。一方で、小学生以降も続く子もいます。

小学生以降

自分の話し方を気にするようになり、音読や発表を嫌がる、話すのを避けるといった様子が出てくることがあります。話し方そのものよりも、本人の気持ちや生活の困りごとに目を向けることが大切です。

吃音の原因

育て方のせいではありません

吃音は、生まれ持った体質(話すための脳の働き方)が大きく関係していると考えられています。「しつけが厳しかった」「愛情が足りなかった」ことが原因ではありません。

増えやすい場面

早く話さなければと焦っているとき、興奮しているとき、緊張しているとき、疲れているときなどに増えやすくなります。ただ、こうした場面は「きっかけ」であって、原因ではありません。

ことばの育ちや発達とのかかわり

吃音は、発達障害者支援法の対象にも含まれています。吃音だけがあるお子さまも多い一方で、ことばの遅れや、ほかの発達の特性をあわせ持つお子さまもいます。ことばの育ちが気になるときは「ことばの遅れ」の記事もご覧ください。また、まばたきや咳ばらいをくり返す様子は「チック」の場合もあります。

家庭での関わり方

話し方を注意したり、言い直させたりしない

「ゆっくり言ってごらん」「落ち着いて」「もう一回」といった声かけは、よかれと思ってもお子さまにとっては「自分の話し方はだめなんだ」というメッセージになりがちです。話し方ではなく、話の中身に反応しましょう。

最後までゆっくり聞く

ことばが出るまで、せかさずに待ちましょう。目を見て、うなずきながら聞くと、「ちゃんと聞いてもらえている」という安心につながります。

先回りして、ことばを言わない

つまっているときに、大人が続きのことばを言ってしまうと、自分で言いたかった気持ちが残ってしまいます。言い終わるまで待つことが基本です。

大人がゆったり話す

お子さまに「ゆっくり話して」と言うのではなく、大人がゆったりしたペースで話すと、家の中の会話全体が落ち着いたものになります。

話すことが楽しいと感じられる時間をつくる

好きな遊びをしながらのおしゃべりや、歌、絵本の読み聞かせなど、話すことが楽しいと感じられる時間を大切にしましょう。

相談の目安と相談先

幼児期の吃音は自然に軽くなることも多いですが、次のようなときは一度相談してみましょう。

・始まってから半年〜1年以上たっても続いている
・つまる(ブロック)様子が増えている、顔や体に力が入る
・本人が話し方を気にしている、話すのを避けるようになった
・友だちにからかわれる、まねされる
・小学校入学が近づいていて、音読や発表が心配
・ことばの遅れなど、ほかにも気になる様子がある

相談先は、市町村の保健センター・子育て相談の窓口、かかりつけの小児科、言語聴覚士のいる医療機関(耳鼻咽喉科・リハビリテーション科など)です。小学生は、学校の「ことばの教室」(通級指導教室)で支援を受けられることもあります。通級については「特別支援学級(支援級)・通級とは」でご紹介しています。

診断がなくても相談できます。相談の進め方は「診断前の相談先・受診の流れ」でもご紹介しています。2歳のお子さまは見学・相談を受け付けています。ご利用は3歳からをおすすめしています。

学校・園への伝え方

・吃音は本人のせいでも、わざとでもないことを伝える
・話し方を注意したり、言い直させたりしないでほしいとお願いする
・話し終わるまで待ってもらう
・音読や発表、日直のあいさつなどで、配慮してもらえるか相談する(友だちと一緒に読む、順番を工夫するなど)
・からかいやまねがないか、気にかけてもらう

ぐりーんでの対応

ぐりーんにも、吃音のあるお子さまのご相談・ご利用があります。お子さまが安心して話せるよう、次のように対応しています。

・話し方を注意したり、言い直させたりしません
・ことばが出るまで、最後までゆっくり聞きます
・先回りしてことばを言わないようにしています
・人前での発表や音読は、無理にさせません
・からかいやまねがないよう、ほかのお子さまにも配慮します
・保護者の方のご希望があれば、学校と様子を共有します

ぐりーんには言語聴覚士は在籍していないため、吃音の専門的な訓練は、医療機関やことばの教室などで受けていただくことになります。ぐりーんでは、ことば・コミュニケーションの支援やSSTなどを通して、話すことや人と関わることに自信を持てるよう支えています。

よくあるご質問

Q. 吃音とは何ですか?

A. 話したいことははっきりしているのに、ことばがなめらかに出てこない状態のことで、「どもる」とも呼ばれます。「か、か、からす」とくり返す、「かーーらす」と引きのばす、ことばがつまって出てこない、の3つのタイプがあります。

Q. 子どもの吃音は何歳ごろから始まりますか?

A. 多くは、ことばがぐんと増える2〜4歳ごろに始まります。幼児期に吃音が出る子は20人に1人ほどといわれ、始まってから数年のうちに7〜8割ほどの子は自然に目立たなくなるといわれています。

Q. 吃音は育て方が原因ですか?

A. 育て方が原因ではありません。生まれ持った体質が大きく関係していると考えられています。緊張や焦りで増えることはありますが、それはきっかけであって原因ではありません。

Q. どもったとき、「ゆっくり言って」と声をかけてもよいですか?

A. 「ゆっくり」「もう一回」などの声かけや言い直しは控えましょう。話し方ではなく話の中身に反応し、最後までせかさずに聞くことが大切です。大人がゆったり話すと、会話全体が落ち着きやすくなります。

Q. ぐりーんでは、吃音のある子にどう対応していますか?

A. 話し方を注意したり言い直させたりせず、ことばが出るまで最後までゆっくり聞いています。人前での発表や音読は無理にさせず、からかいやまねがないよう、ほかのお子さまにも配慮しています。ご希望があれば学校とも様子を共有します。言語聴覚士は在籍していないため、専門的な訓練は医療機関やことばの教室などで受けていただくことになります。

監修:久保崇太郎(心理指導担当職員・保育士)|監修日 2026年10月20日

奈良県で吃音やことばの悩みを相談できる4拠点

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