非認知能力とは|子どもの育て方と、家庭でできる関わり方
非認知能力とは、テストの点数やIQでは測りにくい「心の力」や「人と関わる力」のことです。あきらめずに取り組む力、気持ちを切り替える力、友だちと協力する力などがふくまれ、「社会情動的スキル」と呼ばれることもあります。
非認知能力は、生まれつき決まっているものではなく、毎日の遊びや生活、人との関わりの中で少しずつ育っていく力です。このページでは、非認知能力の主な力と、ご家庭でできる関わり方をまとめました。
このページでわかること
・非認知能力と認知能力の違い
・非認知能力の主な5つの力
・家庭でできる関わり方
・発達が気になるお子さまの場合のポイント
・ぐりーんでの取り組み
認知能力と非認知能力の違い
読み書きや計算、記憶など、テストや検査で数字として測りやすい力です。
意欲・がまん・協調性・自信など、数字では測りにくい力です。認知能力の土台にもなります。
どちらか一方が大切なのではなく、両方が支え合って育ちます。「勉強に向かう気持ち」や「わからないときに聞ける力」があると、学ぶ力も伸びやすくなります。
非認知能力の主な5つの力
うまくいかなくても、もう一度やってみる力です。
順番を待つ、くやしい気持ちを切り替えるなど、自分の気持ちや行動を調整する力です。
気持ちを伝える、相手の気持ちに気づく、友だちと協力するなどの力です。
「自分はできる」「自分は大切にされている」と感じる力(自己肯定感)です。
「やってみたい」「知りたい」と、自分から動き出す力です。
家庭でできる関わり方
結果より、取り組んだ過程を認める
「100点すごいね」だけでなく、「最後まで考えたね」「何回も練習したね」と、がんばった過程を言葉にします。
小さなことを自分で選ばせる
服やおやつ、遊ぶ順番など、2つから選ぶところから始めると、自分で決める力と意欲が育ちます。
失敗をすぐに助けず、見守る
危なくないことは、少し待ってみます。自分で立て直せた経験が、やり抜く力や自信につながります。
気持ちに名前をつける
「くやしかったね」「うれしいね」と気持ちを言葉にしてあげると、自分の気持ちに気づき、コントロールする力が育ちます。
遊びと生活リズムを大切にする
夢中になって遊ぶ時間や、家族との会話、早寝早起きなどの安定した生活が、非認知能力の土台になります。
発達が気になるお子さまの場合
発達に特性のあるお子さまは、失敗やしかられる経験が重なり、自信をなくしやすいことがあります。次のような工夫で、「できた」を積み重ねていきましょう。
・できる見込みの高い、小さな目標から始める
・やることの順番や終わりを、絵や写真で見える化する
・苦手なことより、得意なこと・好きなことから取り組む
・できたことは、その場ですぐに具体的に伝える
ぐりーんでの取り組み
ぐりーんでは、4つの支援プログラムと小集団での活動の中で、非認知能力を育てることを大切にしています。
・ことば・コミュニケーション:ソーシャルスキルの教材で、気持ちを伝える・相手の気持ちに気づく練習をします
・運動あそび:少しむずかしいことへの挑戦や、順番を待つ・ルールを守る経験を重ねます
・学習・宿題支援:「わかった」「できた」を積み重ね、学ぶ意欲を育てます
・生活自立・はたらく準備:身支度などを自分でできる経験から、自信を育てます
・小集団での活動:友だちと協力したり、ゆずり合ったりする経験を重ねます
ご家庭での関わり方は、「子育てに大切なこと」でもご紹介しています。
よくあるご質問
Q. 非認知能力とは何ですか?
A. やり抜く力や気持ちをコントロールする力、人と関わる力など、テストの点数やIQでは測りにくい力のことです。「社会情動的スキル」と呼ばれることもあります。
Q. 認知能力とはどう違いますか?
A. 認知能力は読み書きや計算など数字で測りやすい力、非認知能力は意欲・がまん・協調性・自信など数字では測りにくい力です。両方が支え合って育ちます。
Q. 家庭ではどう育てればよいですか?
A. 結果より過程を認める、小さなことを自分で選ばせる、失敗を見守る、気持ちに名前をつける、遊びと生活リズムを大切にする、などの関わりが役立ちます。
Q. 発達が気になる子でも非認知能力は育ちますか?
A. はい。小さな目標から始める、やることを見える化する、得意なことから取り組むなどの工夫で、「できた」を積み重ねることが大切です。
Q. ぐりーんではどんな取り組みをしていますか?
A. ことば・コミュニケーション、運動あそび、学習・宿題支援、生活自立・はたらく準備の4つの支援プログラムと小集団での活動の中で、非認知能力を育てることを大切にしています。
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