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奈良県天理市・奈良市・橿原市・田原本町の児童発達支援・放課後等デイサービス

3歳・4歳の癇癪(かんしゃく)がひどい|何歳まで続く?原因と落ち着かせ方、相談のタイミング

「3歳になって、かんしゃくがひどくなった」「一度泣きだすと、なかなか止まらない」「4歳になってもかんしゃくが減らない」。毎日のかんしゃくに、どう関わればいいか悩む保護者の方は少なくありません。かんしゃくが何歳まで続くか、3歳・4歳ごろを中心とした年齢ごとの目安、かんしゃくが起きる理由、起きたときの対応と起きにくくする工夫、相談したほうがよいサインをまとめました。

このページの要点

  • 1〜3歳ごろのかんしゃくはよく見られるもので、4〜5歳ごろにかけて、ことばや気持ちの育ちとともに減っていくことが多いです。
  • かんしゃくの多くは、伝えたい気持ちをことばにできない、見通しが持てない、疲れや眠気などが重なって起こります。
  • 起きたときは、安全を守り、刺激を減らして落ち着くのを待ち、落ち着いてから気持ちをことばにして返します。
  • 自分や人を傷つける、毎日のように長く続く、年齢が上がっても減らないときは、一度相談してみてください。

かんしゃくとは

かんしゃくとは、思いどおりにならないときや気持ちがあふれたときに、泣き叫ぶ、床にひっくり返る、物を投げる、たたくなど、激しく感情を表すことです。気持ちを自分で落ち着ける力や、ことばで伝える力がまだ育ちきっていない子どもによく見られます。

年齢ごとの目安(2歳・3歳・4歳・5歳)

1〜2歳ごろ

「自分でやりたい」「いやだ」という気持ちが育ち始める一方で、ことばで伝えるのはまだ難しい時期です。いわゆる「イヤイヤ期」が始まり、かんしゃくが増えてきます。

3歳ごろ

ことばは増えてきますが、気持ちをうまく説明したり、順番を待ったりするのはまだ難しい時期です。自己主張が強くなり、かんしゃくがいちばん激しく見える子も少なくありません。

4〜5歳ごろ

ことばで気持ちを伝えられるようになり、少しずつ待ったり我慢したりできるようになります。かんしゃくの回数や長さは、だんだん減っていくことが多いです。

小学生以降

多くの子は減りますが、疲れているとき、急な予定の変更、苦手な場面などで、強い怒りや涙が出ることがあります。

年齢はあくまで目安です。回数や長さだけでなく、ほかに困りごとがないかもあわせて見ることが大切です。

3歳・4歳でかんしゃくがひどいとき

3歳ごろは、「自分でやりたい」気持ちが強くなる一方で、思いどおりにならない場面も増える時期です。4歳ごろになると、友だちとの関わりや園のルールが増え、そのぶん我慢する場面が多くなります。この時期のかんしゃくの多くは成長の途中で見られるもので、それだけで心配しすぎる必要はありません。

次のような様子があれば、一度相談してみてください。

  • 3歳を過ぎても、ことばがほとんど出ない、ことばで伝える場面が増えてこない
  • 4歳ごろになっても、かんしゃくの回数や激しさが減らない、むしろ増えている
  • 園で友だちをたたく、集団活動に入れないなど、園生活で困りごとが出ている
  • 予定の変更や「おしまい」のたびに、毎回強いかんしゃくになる

3歳児健診(多くの市町村で3歳〜3歳6か月ごろに実施)は、ことばや行動の様子を相談できる機会です。かんしゃくが起きる場面や回数、長さをメモしておくと伝えやすくなります。健診のあとでも、市町村の保健センターや小児科で相談できます。診断を受ける前の相談先は診断前の相談先・受診の流れでもご紹介しています。

かんしゃくは「コップの水があふれる」ように起こります

かんしゃくは、目の前のきっかけだけで起きるわけではありません。眠さや疲れ、予定の変更などで少しずつたまった負担が、最後のひと押しであふれ出すイメージです。コップの中身を減らしておくことが、かんしゃくを起きにくくする近道です。

↑ あふれる = かんしゃく
最後のひと押しおもちゃを取られた、「おしまい」と言われた など
ことばで伝えられない
予定が急に変わった
音や人が多い・まぶしい
おなかがすいた
眠い・疲れた

図:たまった負担が、最後のひと押しであふれてかんしゃくになる

かんしゃくが起きやすい主な理由

気持ちをことばで伝えられない

「いやだ」「手伝って」「もっと遊びたい」が伝えられず、泣く・たたくといった形で表れます。ことばの育ちについては2歳・3歳のことばの遅れでご紹介しています。

見通しが持てない・切り替えが苦手

次に何が起きるか分からない、楽しいことを急に終わらされると、不安や混乱が強くなります。

感覚の負担

大きな音、人混み、まぶしさ、服のチクチクなど、感覚の苦手さが積み重なってあふれることがあります。音への苦手さについては聴覚過敏とはでご紹介しています。

体の状態

眠い、疲れた、おなかがすいた、体調が悪いときは、ふだんなら我慢できることでもかんしゃくになりやすくなります。

発達の特性が関係していることもあります

かんしゃくが多いからといって、発達障害とは限りません。ただ、次のような特性があると、かんしゃくが起きやすかったり、長引いたりすることがあります。

  • 自閉スペクトラム症(ASD):予定の変更や切り替えが苦手、こだわりが強い、感覚が敏感(ASDの症状・原因・支援方法)
  • ADHD(注意欠如・多動症):気持ちのブレーキがききにくく、カッとなりやすい(ADHDの症状・原因・支援方法)
  • ことばの遅れ:伝えたい気持ちがあるのに、ことばにできない

親の育て方やしつけが原因で、かんしゃくが起きるわけではありません。

緊張や疲れが続くと、まばたきや咳ばらいなどをくり返す「チック」が見られることもあります。くわしくは子どものチックをご覧ください。

相談したほうがよいサイン

  • 頭を床や壁に打ちつける、自分をかむ、人を強くたたくなど、けがにつながる
  • ほぼ毎日のように起こり、一度起きると長い時間(30分以上など)落ち着かない
  • 4〜5歳を過ぎても、回数や激しさが減ってこない
  • 園や学校で、集団生活に困りごとが出ている
  • ことばの遅れ、目が合いにくい、こだわりが強いといった様子が一緒に見られる
  • 保護者の方が、対応に疲れ切ってしまっている

最後の項目も、立派な相談の理由です。ひとりで抱え込まずに、まわりの力を借りてください。

かんしゃくが起きたときの対応

1. 安全を守る

まわりの危ない物をどけて、頭を打たないようにクッションを置くなど、けがを防ぎます。

2. 刺激を減らす

人の少ない静かな場所に移る、テレビを消すなど、音や人の多さを減らします。

3. 短いことばで、落ち着くのを待つ

気持ちがあふれている間は、説得やお説教は届きにくいものです。「ここにいるよ」と短く伝え、そばで見守ります。

4. 落ち着いたら、気持ちをことばにする

「もっと遊びたかったんだね」「いやだったんだね」と、子どもの気持ちを大人がことばにして返します。気持ちは受け止めつつ、だめなことはだめと、毎回同じ対応をします。

大声で叱る、たたくなどの対応は、かえって興奮を強めてしまいます。大人も深呼吸して、まず自分を落ち着けましょう。

かんしゃくを起きにくくする工夫

  • 見通しを見せる:一日の予定や次にすることを、絵や写真で示します。
  • 切り替えの前に予告する:「長い針が6になったらおしまい」「あと1回すべったらおうちに帰ろうね」と、前もって声をかけます。タイマーを使うのも効果的です。
  • 選べるようにする:「お風呂に入るよ」より「アヒルとボール、どっちを持っていく?」と、子どもが選べる形にします。
  • 気持ちの伝え方を練習する:「いやだ」「手伝って」「休憩したい」を、ことばや身ぶり、カードで伝える練習をします。
  • 体を整える:眠りや食事のリズムを整え、疲れているときは予定を詰めこまないようにします。
  • できたときをほめる:切り替えられた、ことばで伝えられたときに、すぐにほめます。

毎日の関わり方は子育てに大切なこと、生活リズムについては睡眠による効果でもご紹介しています。

相談先

  • 乳幼児健診(1歳6か月児健診・3歳児健診)、お住まいの市町村の保健センター
  • かかりつけの小児科(必要に応じて専門の医療機関を紹介してもらえます)
  • 園や学校の先生、スクールカウンセラー
  • 奈良県発達障害者支援センター「でぃあー」

相談先については初めてのお母さんへもご覧ください。児童発達支援や放課後等デイサービスの利用には、市町村が交付する受給者証が必要です。詳しくは受給者証についてをご覧ください。

ぐりーんの支援

株式会社ぐりーんは、奈良県内4拠点(天理市・奈良市・橿原市・田原本町)で、未就学のお子さまから高校生までの児童発達支援・放課後等デイサービスを運営しています。かんしゃくが気になるお子さまには、ことば・コミュニケーションと生活自立・はたらく準備の支援プログラムを組み合わせて支援しています。

見通しを持てる工夫

その日の予定を絵や写真で示し、活動を切り替える前には声をかけて、次にすることが分かるようにしています。

気持ちが高ぶったとき

個室で落ち着ける時間をとり、職員が1対1で付き添います。落ち着いてから、どんな気持ちだったかを一緒にふり返ります。

気持ちを伝える練習

「いやだ」「手伝って」などを、ことばや身ぶりで伝える練習を、小集団や個別の支援の中で重ねます。

ご家庭との共有

かんしゃくがあった日は、お送りの際にその日の様子と対応をお伝えし、ご家庭での関わり方も一緒に考えます。

見学・相談は、受給者証の申請前からお受けしています。ご利用は3歳からをおすすめしており、2歳のお子さまは見学・相談を受け付けています。事業所選びのポイントは放課後等デイサービス・児童発達支援の選び方でご紹介しています。

見学・体験のご案内お問い合わせ

お電話:0743-62-7557(受付10:00〜17:00、土日祝は天理本店・橿原支店で受付)

よくあるご質問

Q. 3歳・4歳のかんしゃくがひどいのは、発達障害のサインですか?
3歳・4歳ごろのかんしゃくはよく見られるもので、それだけで発達障害とは言えません。ただ、自分や人を傷つける、毎日のように長く続く、ことばの遅れや目が合いにくいといった様子が一緒に見られる場合は、健診や小児科、市町村の保健センターで一度相談してみてください。
Q. かんしゃくは何歳ごろまで続きますか?
1〜3歳ごろがいちばん多く、ことばで気持ちを伝えられるようになる3〜5歳ごろにかけて、だんだん減っていくことが多いです。4〜5歳を過ぎても回数や激しさが減らない場合は、相談してみると安心です。
Q. かんしゃくを起こしたら、無視したほうがいいですか?
安全を守ったうえで、そばで落ち着くのを待つのがおすすめです。泣き叫んで要求を通すことはさせずに、気持ちそのものは無視しないことが大切です。落ち着いたら「〇〇したかったんだね」と気持ちをことばにして返しましょう。
Q. 小学生になっても、かんしゃくがあります。
疲れや予定の変更、苦手な場面などで、小学生でも強い怒りや涙が出ることはあります。学校生活で困りごとが出ている、けがにつながる、回数が多いといった場合は、学校の先生やスクールカウンセラー、小児科に相談してみてください。放課後等デイサービスで、気持ちの伝え方や切り替えを練習する方法もあります。
Q. ぐりーんでは、かんしゃくが起きたときにどう対応していますか?
個室で落ち着ける時間をとり、職員が1対1で付き添います。ふだんから予定を絵や写真で示し、切り替えの前に声をかけて、かんしゃくが起きにくいようにしています。かんしゃくがあった日は、お送りの際にご家庭へ様子と対応をお伝えしています。

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参考文献

  1. 国立障害者リハビリテーションセンター 発達障害情報・支援センター.発達障害に関する解説.
  2. 厚生労働省.e-ヘルスネット 発達障害に関する解説.

※本サイトでご紹介している内容は一般的な情報提供を目的としており、診断や治療を目的とするものではありません。お子さまの症状についてのご相談は、医療機関へお願いいたします。

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この記事の監修者:久保 崇太郎(心理指導担当職員・保育士)
監修日・最終更新日:2026年10月18日

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株式会社ぐりーんは、奈良県内4拠点で児童発達支援(未就学児)と放課後等デイサービス(小学生〜高校生)を運営しています。4拠点とも個室があり、気持ちが落ち着くまで職員が1対1で付き添います。見通しを絵や写真で伝える工夫も共通です。

見学・相談は無料です(約60分)。見学・体験のご案内を見る