逆さバイバイとは|手のひらを自分に向けるバイバイと自閉症の関係
「バイバイをするとき、手のひらが自分のほうを向いている」。そんなお子さまの様子を見て、「逆さバイバイは自閉症のサイン?」と調べている方もいらっしゃると思います。
逆さバイバイとは、相手ではなく自分のほうに手のひらを向けてするバイバイのことです。このページでは、逆さバイバイが見られる理由と自閉症との関係、相談を考えたい目安、家庭でできる関わり方をまとめました。
このページでわかること
・逆さバイバイが見られる理由
・何歳ごろまで見られるか
・自閉症との関係
・相談を考えたい目安
・家庭でできる関わり方
逆さバイバイが見られる理由
バイバイは、大人のしぐさをまねして覚えていくものです。向かい合った大人がバイバイをすると、お子さまからは大人の手のひらが見えます。その「見えたまま」をまねると、手のひらが自分のほうを向いた逆さバイバイになります。
相手から見てどう見えるか(相手の立場)を考えてまねるのは、まだむずかしい時期です。逆さバイバイは、まねをしようとする力が育ってきたしるしでもあります。
何歳ごろまで見られる?
バイバイのまねは、1歳前後から見られるようになることが多いです。はじめのころは、逆さバイバイや、手を握ったり開いたりするバイバイなど、いろいろな形が見られます。
多くのお子さまは、成長とともに相手に手のひらを向けるバイバイに変わっていきます。変わる時期には個人差があり、何歳までという決まった目安はありません。
逆さバイバイと自閉症の関係
逆さバイバイは、自閉スペクトラム症(ASD)のお子さまに見られやすいしぐさとして挙げられることがあります。相手の立場に立ってまねることや、人のしぐさに注目することが苦手な特性と関係していると考えられています。
ただし、逆さバイバイは発達に心配のないお子さまにも見られることがあり、逆さバイバイだけで自閉症と判断することはできません。目が合うか、名前を呼ぶと振り向くか、指差しをするかなど、ほかの様子とあわせて見ていくことが大切です。
相談を考えたい目安
次のような様子があわせて見られ、しばらく続く場合は、一度相談してみると安心です。
・2歳を過ぎても、逆さバイバイがよく見られる
・指差しで「あれ」と知らせたり、見せたりすることが少ない
・名前を呼んでも振り向きにくい、目が合いにくい
・大人のしぐさや遊びをまねることが少ない
・ことばの数が増えにくい
1歳6か月児健診や3歳児健診、お住まいの市町村の発達相談、かかりつけの小児科で相談できます。健診で指摘されたときの流れは「1歳半健診で指摘されたら」をご覧ください。
家庭でできる関わり方
横に並んでバイバイする
向かい合うのではなく、お子さまの横や後ろに並んで同じ向きでバイバイすると、手のひらの向きをそのまままねしやすくなります。
手をそっと添える
お子さまがいやがらなければ、手をそっと添えて、相手のほうに手のひらを向けてみます。できたら「バイバイできたね」と声をかけます。
鏡の前でまねっこ遊び
鏡の前で一緒にバイバイや手あそびをすると、自分の手の形を見ながら楽しく練習できます。
正しい形にこだわりすぎない
逆さバイバイも、お子さまなりの「伝えたい」気持ちの表れです。直そうとしすぎず、バイバイをしてくれたことをまず喜びましょう。
ぐりーんでの取り組み
ぐりーんでは、まねっこ遊びや手あそび、あいさつのやりとりを通して、人とかかわる楽しさや伝える力を育てる支援をしています。くわしくは「ことば・コミュニケーション」でご紹介しています。
ぐりーんの児童発達支援は3歳からご利用いただけます。2歳までのお子さまのご家族からも、見学やご相談をお受けしています。受給者証の申請前からご相談いただけます。
よくあるご質問
Q. 逆さバイバイとは何ですか?
A. 手のひらを相手ではなく自分のほうに向けてするバイバイのことです。向かい合った大人のバイバイを「見えたまま」まねると、この形になります。
Q. 逆さバイバイは自閉症のサインですか?
A. 自閉スペクトラム症のお子さまに見られやすいしぐさとして挙げられることがありますが、発達に心配のないお子さまにも見られることがあり、それだけで自閉症と判断することはできません。指差しや目線、名前への反応など、ほかの様子とあわせて見ていきます。
Q. 逆さバイバイは何歳まで見られますか?
A. 何歳までという決まった目安はありません。多くのお子さまは、成長とともに相手に手のひらを向けるバイバイに変わっていきます。2歳を過ぎてもよく見られ、ほかにも気になる様子があるときは、一度相談してみてください。
Q. 家ではどう関わればよいですか?
A. お子さまの横や後ろに並んで同じ向きでバイバイする、手をそっと添えて相手に手のひらを向ける、鏡の前でまねっこ遊びをするなどの方法があります。直そうとしすぎず、バイバイをしてくれたことをまず喜びましょう。
Q. ぐりーんは何歳から利用できますか?
A. 児童発達支援は3歳からご利用いただけます。2歳までのお子さまのご家族からも見学・相談をお受けしています。
奈良県で小さいお子さまの発達を相談できる4拠点
見学・相談だけでも大丈夫です。お近くの拠点をご覧ください。
