保護者向けコラム|2026年8月号
休み明けに心が疲れやすい理由|目に見えない「気」と気持ちの整え方
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この記事のポイント:連休明けは、子どもも大人も気持ちが沈みやすい時期です。その一因は、目に見えない「気」、つまり周りの人の気分や場の雰囲気の影響にあるのかもしれません。周りの気分に流されないコツ、会話での気づかい、気持ちを上向きにする「運動」を紹介します。
本当の「凶日」は連休明け
一粒万倍日や天赦日、大安は吉日、仏滅は凶日と、暦を気にする方も多いと思います。けれど、誰にとっても気をつけたい日があります。それは「連休明け」です。
「明日から学校か」「仕事がたまっているだろうな」と考えるだけで、気持ちが重くなります。お盆、ゴールデンウィーク、年末年始、そして夏休み明けの9月1日前後は、子どもの心の負担が大きくなりやすい時期だといわれています。体の傷は目に見えますが、心の傷は見えにくく、つまずくと立ち直るまでに時間がかかります。だからこそ、前もって知っておきたいのです。
気分は周りに伝わる|目に見えない「気」の影響
行きたくない理由を、「学校がつまらないから」「苦手な人がいるから」と自分の外側に探しがちです。けれど、目に見えない「気」の影響もあると考えています。
窓を開けると、その日の「気温」が体に伝わりますよね。苦手な人がそばで黙って座っているだけで「気疲れ」することもあります。同じように、満員電車や朝の教室では、「行きたくないな」という多くの人の沈んだ気分に、知らないうちに影響を受けています。心理学でも、人の感情は周りにうつりやすいことが知られています。
周りの気分に流されないコツ
いちばん簡単な対処法は、同調しないことです。「みんな休み明けで気が重いんだろうな。自分は気をつけよう」と意識するだけで、周りの気分と少し距離をとることができます。
休み明けの渋滞では、焦っている運転手がたくさんいます。その焦りに同調すると、安全確認がおろそかになり、事故につながりかねません。急いでいる朝ほど、ひと呼吸おくことが大切です。お子さんを送り出す朝も、大人が落ち着いていると、その気持ちが子どもにも伝わります。
会話の中の小さな気づかい
休み明けには、「どこに行った?」という話題がよく出ます。楽しかった話をすること自体は悪いことではありませんが、聞く相手によっては、うらやましさや寂しさを感じることもあります。
気が回る人は、「ここで安く行けたよ」「このお店がよかったよ」と、相手にも役立つ情報を話に添えます。自分の楽しさだけでなく、相手のことも考えて話す。それが「空気が読める」と言われる人の気づかいです。
また、誰かの悪口や愚痴が始まったときは、無理に話を合わせず、聞き流したり話題を変えたりするのもひとつの方法です。悪い気分に同調しないことで、自分の気持ちを守ることができます。子どもが友だち関係で悩んだときにも、伝えてあげたい考え方です。
気持ちを上向きにする「運動」
失敗や落ち込みは誰にでもあり、その経験から得た気持ちも成長の糧になります。そして、下がった気分を上向きにする、誰でも今すぐ無料でできる方法があります。それが「運動」です。「運を動かす」と書きます。
1日20分ほどのウォーキングやヨガ、親子での散歩など、軽く汗をかく程度の運動を生活に取り入れてみましょう。汗をかいたら、水分と塩分の補給も忘れずに。運動には気分を整える働きがあり、記憶に関わる脳の「海馬」に良い影響を与えるという研究もあります。「なんだか運がいい」と感じる人は、こうした習慣を自然と続けているのかもしれません。
ご家庭でできること
- 連休明けの前日は早めに休み、朝はゆとりをもって準備する
- 送り出す朝は、大人がひと呼吸おいて、落ち着いた声かけをする
- 休み明けにお子さんの元気がないときは、理由を問い詰めず「どうだった?」と話を聞く
- 親子で散歩や体を動かす遊びを取り入れる
※お子さんの様子が心配なときや、つらい気持ちを誰かに話したいときは、24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)でも相談できます。ぐりーんにもお気軽にご相談ください。
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