保護者向けコラム|2025年9月号
日本の神話を親子で楽しむ|イザナギ・イザナミと奈良・橿原ゆかりの物語
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この記事のポイント:古事記や日本書紀には、日本の国の始まりを語る神話が描かれています。イザナギ・イザナミの国生みや、奈良の橿原で即位したと伝わる神武天皇の物語を紹介し、神話に込められた「争わず助け合う」心と、親子で神話を楽しむヒントをまとめました。
古事記と日本書紀に描かれた神話
奈良時代の初めにまとめられた『古事記』(712年)と『日本書紀』(720年)には、日本の国や神々の始まりを語る神話が書かれています。都が奈良にあった時代に生まれた書物なので、奈良とのゆかりも深いものです。
神話は、歴史の事実そのものではありません。けれど、昔の人々が大切にしてきた考え方や、自然への感謝、家族への思いが込められた物語として、今に伝えられています。
イザナギとイザナミの国生み
神話によると、イザナギノミコトとイザナミノミコトの夫婦神は、天の浮橋に立って矛で海をかき回し、そのしずくから最初の島をつくりました。二柱の神はその島に降り立って結婚し、淡路島や四国、九州、本州など、日本の島々を次々に生んでいきます。
その後、山や海、風、木など、自然のさまざまな神々も生まれました。身の回りの自然一つひとつに神さまが宿ると考える、日本らしい自然観がよく表れています。
橿原の地で即位した神武天皇
日本書紀では、九州の日向を出発した神倭伊波礼毘古命(カムヤマトイワレビコノミコト)が、熊野を通って大和へ入り、畝傍山のふもとの橿原宮で初代・神武天皇として即位したと記されています。
その場所とされる地に、明治23年(1890年)に創建されたのが、橿原市にある橿原神宮です。熊野から大和への道を案内したとされる「八咫烏(やたがらす)」は、今ではサッカー日本代表のシンボルとしても知られています。
神話に込められた「助け合う」心
神話の中には、争いの場面もあれば、力を合わせて困難を乗りこえる場面もあります。昔の人々は物語を通して、争わずに助け合うことの大切さを子どもたちに伝えてきました。
「なぜこうなったのかな?」「自分ならどうする?」と、物語について親子で話すことは、想像力や、相手の気持ちを考える力を育てるきっかけにもなります。
ご家庭でできること
- 子ども向けの神話の絵本を、寝る前の読み聞かせに取り入れる
- 橿原神宮や畝傍山など、神話ゆかりの奈良の場所へ親子で出かけてみる
- 物語を読んだあとに「どの神さまが好き?」と感想を話し合う
- 地域のお祭りに参加して、神話や昔話とのつながりを話題にする
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