保護者向けコラム|2026年2月号
食品添加物の光と影|知って選ぶ、加工食品との上手な付き合い方
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この記事のポイント:加工食品の安さや手軽さは、食品添加物に支えられています。添加物は国の基準のもとで使われていますが、知っておきたい面もあります。良い面と注意点の両方を知り、原材料表示を見ながら選ぶことが、家族の食事を守る第一歩です。
忙しい毎日を支える「光」の部分
共働きの家庭が増える中、手作りなら1〜2時間かかる食事も、加工食品なら電子レンジで数分です。スーパーやコンビニで手軽に買える食品の「安さ」「手軽さ」「便利さ」は、食品添加物のおかげでもあります。
保存料や酸化防止剤には、食品が傷むのを防ぎ、食中毒を減らす大切な役割もあります。添加物は、私たちの食生活になくてはならない存在になっています。
知っておきたい「影」の部分
元・食品添加物の商社に勤めていた安部司さんは、著書『食品の裏側』の中で、自身がかつて開発に関わったミートボールの例を紹介しています。安い材料に、うま味や色、とろみ、日持ちのために20〜30種類の添加物を組み合わせることで、低い原価で子どもが喜ぶ味をつくることができたそうです。
すべての加工食品がそうだというわけではありません。けれど、見た目や味だけでは、どんな材料や添加物が使われているのかわからないことは知っておきたいところです。
国の基準と、まだわかっていないこと
日本で使われる食品添加物は、国が安全性を評価し、1日にとってよい量の目安をもとに使用基準が決められています。そのため、ふつうの食生活でとる量であれば、健康への影響はないというのが国の考え方です。
一方で、安全性の試験は主に添加物ごとに行われており、何種類もの添加物を長い間一緒にとったときの影響については、まだわからないことも多いという指摘もあります。体の小さい子どもほど、毎日の積み重ねを意識しておきたいものです。
原材料表示を見てみよう
加工食品のパッケージの原材料名では、食材と添加物が「/(スラッシュ)」や改行で分けて書かれています。スラッシュの後ろが添加物です。買い物のときに少し見てみるだけでも、似た商品の違いがわかります。
ご家庭でできること
- 買い物のときに原材料表示を見て、材料がシンプルなものを選んでみる
- 加工食品を使う日は、野菜の副菜や味噌汁など手作りの一品を添える
- 週末に下ごしらえや作り置きをして、忙しい日の負担を減らす
- 「絶対に使わない」ではなく、上手に頼りながら少しずつ選び方を変えていく
参考:安部司『食品の裏側 みんな大好きな食品添加物』(東洋経済新報社)
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