保護者向けコラム|2025年11月号
ヘアカラーと縮毛矯正の注意点|知っておきたいかぶれのリスクと白髪染めの選び方
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この記事のポイント:一般的なヘアカラーに含まれる染料は、かぶれなどのアレルギーを起こすことがあり、一度症状が出ると使うたびに重くなるおそれがあります。縮毛矯正剤と病気の関係を調べた海外の研究や、ヘナなど白髪染めの選び方も紹介します。
ヘアカラーで起こるかぶれ
一般的なヘアカラー(酸化染毛剤)は、1剤と2剤を混ぜて髪を染めます。1剤に含まれる「パラフェニレンジアミン(PPD)」などの染料は、かぶれ(アレルギー性皮膚炎)の原因になることがあります。
頭皮のかゆみや腫れ、ぶつぶつのほか、まぶたや顔が腫れたり、まれに息苦しさなどの重い症状が出たりすることもあります。消費者庁も、一度かぶれた人が使い続けると症状が重くなるおそれがあると注意を呼びかけています。2剤には過酸化水素が含まれ、頭皮がしみる、髪が傷むといった原因にもなります。
縮毛矯正剤と病気の関係を調べた研究
アメリカの国立衛生研究所(NIH)が約3万3千人の女性を追跡した研究では、ストレートにする薬剤を使ったことがある人は、使ったことがない人に比べて子宮がんになる割合が約1.8倍、年4回以上使う人では約2.55倍高かったと報告されています。
ただし、この研究で使われた薬剤は、日本の美容室の縮毛矯正剤と成分が異なるものも含まれており、日本での影響ははっきりわかっていません。気になる方は、施術の回数を減らす、美容師さんに薬剤について聞いてみるなど、できることから考えてみてください。
白髪染めの選択肢「ヘナ」
ヘナは、インドなどで古くから髪染めやボディペイントに使われてきたミソハギ科の植物です。植物の色素「ローソン」で白髪を染め、髪にツヤやハリが出るのも特徴です。
一方で、天然の植物でもアレルギーが出ることがあります。また、「ヘナ」と書かれていても、ヘアカラーと同じ染料(PPD)が加えられた商品もあり、国民生活センターが注意を呼びかけています。成分表示をよく確かめて選びましょう。
ご家庭でできること
- ヘアカラーや白髪染めを使う前は、毎回パッチテスト(皮膚アレルギー試験)を行う
- かゆみや腫れが出たら使用をやめ、皮膚科を受診する
- ヘナを選ぶときは成分表示を見て、PPDなどの染料が入っていないか確かめる
- お子さんの髪を染めるのは、肌の弱さも考えて慎重に判断する
保護者の方がいつまでも健康でいることは、お子さんにとって何より大切なことです。毎日使うものから、少しずつ見直してみてください。
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