保護者向けコラム|2025年3月号
子どもの成長を願う心|ひな祭りの由来と「祈り」の力
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この記事のポイント:ひな祭りは、子どもの健やかな成長を願う日本の年中行事です。人は昔から、大切な人のために祈り、願ってきました。ひな祭りやホワイトデーの由来と、祈りや瞑想が心と体に与える影響を調べた研究を紹介し、願う時間を親子で大切にするヒントをまとめました。
ひな祭りに込められた願い
3月3日のひな祭りは、ひな人形やごちそうを用意して、家族で女の子の健やかな成長を願う行事です。別名「桃の節句」は、古代中国の「上巳節(じょうしせつ)」が起源といわれています。
季節の変わり目の上巳節は、邪気が入りやすい時期とされ、人々は水辺で身を清めていました。これが日本に伝わると、邪気を人形に移して川に流すようになり、それがひな人形の原型になったといわれます。旧暦の3月3日ごろに桃の花が咲くことから、江戸時代ごろに「桃の節句」と呼ばれるようになりました。
3月14日のホワイトデーは、日本生まれの行事です。1970年代に福岡のお菓子屋さんが、バレンタインのお返しとしてマシュマロのお菓子を売り出したことが始まりという説があります。ぐりーんでも、ひなあられやホワイトクッキーづくりなど、季節の行事を子どもたちと楽しんでいます。
祈りや瞑想が心と体に与える影響
ハーバード大学のハーバート・ベンソン博士は、祈りや瞑想のように、静かに一つのことに心を向けると、呼吸や心拍がゆっくりになり、体の酸素消費量が下がることを確かめました。博士はこの状態を「リラクセーション反応」と名づけ、ストレスをやわらげる方法として広めました。
一方、離れた場所にいる人が患者のために祈ると病気が良くなるのか、という研究も行われてきました。1988年に心臓病の患者を対象に良い結果を報告した研究がありますが、その後、より多くの患者を対象にした研究では、同じ効果は確かめられませんでした。祈りそのものが病気を治すとは、科学的には言えません。
願う時間がもたらすもの
それでも、誰かの幸せを静かに願う時間は、祈る人自身の心を落ち着かせ、相手への優しさや思いやりを育ててくれます。ひな人形を飾り、子どもの成長を願う気持ちは、昔から受け継がれてきた家族の大切な時間です。
忙しい毎日の中でも、ほんの少し立ち止まって、子どもの健やかな成長を願う。その気持ちは、日々の声かけや表情を通して、きっと子どもにも伝わっています。
ご家庭でできること
- ひな祭りや端午の節句など、季節の行事の由来を親子で話してみる
- 行事の日に「大きくなったね」と、成長を言葉にして伝える
- 寝る前などに少しの時間、目を閉じてゆっくり呼吸し、心を落ち着ける
- 家族の誕生日や記念日に、相手の幸せを願う言葉を手紙やカードで伝える
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