社内コラム|令和7年2月号
健康食品の見分け方と、治療と仕事の両立|病気と向き合いながら働くために
公開日:2025年2月3日 発行:株式会社ぐりーん
ぐりーんでは毎月、職員に向けて社内コラムを共有しています。このページでは、その中から、これから一緒に働く方にも知っていただきたい考え方を、読みやすく編集してご紹介します。
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「標準治療」は、今いちばん良いとされる治療
がんの治療について調べると、手術・放射線治療・薬物療法(抗がん剤など)といった「標準治療」という言葉をよく目にします。「標準」と聞くと「並の治療」という印象を持つかもしれませんが、実際には、多くの臨床試験などの科学的な根拠にもとづいて、現時点で最も良いと認められている治療のことをいいます。
一方で、ネットや書籍には「これでがんが消える」といった、根拠のはっきりしない治療法や食品の情報も数多くあります。病気になったとき、自分や家族を守るためにも、情報を見分ける力が大切になります。
「健康食品」には種類がある
お店でよく見かける健康食品やサプリメントは、表示のルールによって大きく次のように分けられます。
- 特定保健用食品(トクホ):国が商品ごとに有効性や安全性を審査し、許可したもの
- 栄養機能食品:ビタミンやミネラルなどが国の定めた基準量を満たしていれば、決められた表示ができるもの
- 機能性表示食品:事業者が自らの責任で、科学的な根拠を国に届け出て機能を表示しているもの(国が個別に審査しているわけではない)
- いわゆる健康食品:上のどれにもあたらない食品。体への効果を表示することは認められていない
どの種類であっても、健康食品は医薬品ではありません。病気を治したり予防したりする効果をうたうことは、法律で禁じられています。
サプリメントを使うときに気をつけたいこと
- 「天然由来だから安全」とは限らない。2024年には、紅麹を含むサプリメントによる健康被害が大きな問題になった
- 治療中の薬と一緒にとると、薬の効き方に影響することがある。使う前には主治医や薬剤師に相談する
- 「必ず治る」「医者が教えない」など、強い言葉で効果をうたう広告には特に注意する
- 体調に異変を感じたら、すぐに使用をやめて医療機関を受診する
がんの治療について迷ったときは、国立がん研究センターの「がん情報サービス」や、全国のがん診療連携拠点病院にある「がん相談支援センター」で、無料で相談することができます。
治療を続けながら働くということ
がんと診断される人のおよそ3人に1人は、20〜64歳の働く世代だといわれています。医療の進歩によって、通院しながら治療を続け、仕事と両立する人も増えてきました。国も「治療と仕事の両立支援」を進め、職場で配慮や相談の体制を整えることを呼びかけています。
がんに限らず、病気やけが、家族の介護など、誰もが働き方を見直さなければならない時期を迎える可能性があります。そんなときに、「仕事を辞めるしかない」と一人で抱え込まずにすむ職場であることが大切です。
働く私たちにとって
ぐりーんでは、職員一人ひとりの体調や家庭の事情に合わせて、勤務日数や時間を相談しながら働き方を決めています。通院や治療が必要になったときも、まずは気軽に相談してほしいと考えています。
子どもたちを支える仕事だからこそ、支える側の私たちが健康で、安心して働き続けられることが欠かせません。正しい情報をもとに自分の体を大切にし、困ったときにはお互いに支え合える職場をつくっていきたいと考えています。
監修:佐野 明香(児童発達支援管理責任者) 監修日:2026年10月15日
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