社内コラム|令和6年11月号
言葉の力と、つながりへの感謝|子どもに届く言葉かけ
公開日:2024年10月18日 発行:株式会社ぐりーん
ぐりーんでは毎月、職員に向けて社内コラムを共有しています。このページでは、その中から、これから一緒に働く方にも知っていただきたい考え方を、読みやすく編集してご紹介します。
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「言霊」——言葉には力が宿る
日本では古くから、口にした言葉には力が宿り、その言葉どおりのことが起こると考えられてきました。これを「言霊(ことだま)」といいます。奈良時代の歌人・山上憶良は、万葉集の歌の中で、日本を「言霊の幸(さき)はふ国」、つまり言葉の力によって幸せがもたらされる国と詠んでいます。
お祝いの席で縁起の悪い言葉を避けたり、「ありがとう」「おかげさまで」と感謝を言葉にしたりする習慣にも、言葉を大切にしてきた日本人の心が表れています。
私たちは、たくさんのつながりの上にいる
自分の両親、その両親、さらにその両親……とさかのぼっていくと、10代前だけで1,024人、30代前になると10億人を超える計算になります。そのうちの誰か一人でも欠けていたら、今の自分はいません。
日本では、お盆やお彼岸に家族が集まり、お墓参りをして先祖に感謝を伝えてきました。命や暮らしが、目に見えないたくさんのつながりに支えられていることを思い出す大切な機会です。そして今を生きる私たちも、家族や友人、職場の仲間など、多くの人とのつながりの中で日々を過ごしています。
子どもに届く言葉かけ
支援の現場でも、言葉の力はとても大きなものです。同じことを伝えるのでも、言い方ひとつで子どもの受け取り方や行動は大きく変わります。
- してほしい行動を伝える:「走らないで」より「歩こうね」、「大きな声を出さない」より「小さな声で話そうね」と、何をすればよいかを具体的に伝える
- 短く、分かりやすく:一度にたくさん伝えず、ひとつずつ、子どもに合った言葉で伝える
- できたことを言葉にする:「最後まで座って聞けたね」「お片づけしてくれてありがとう」と、良い行動をその場で具体的に認める
「ダメ」「違う」と否定の言葉が続くと、子どもは何をすればいいのか分からず、自信をなくしてしまうこともあります。肯定的な言葉で伝えることで、子どもは「どうすればいいか」が分かり、できた経験を積み重ねていくことができます。
働く私たちにとって
言葉の力は、職員同士の関係にも同じように働きます。「ありがとう」「助かったよ」「さっきの声かけ、良かったね」。そんな何気ないひと言が、忙しい毎日の支えになり、チームの雰囲気をつくっていきます。
ぐりーんでは、子どもたちにも、保護者の方にも、職員同士でも、温かい言葉を大切にしたいと考えています。たくさんのつながりに感謝しながら、良い言葉が良い関係を育てる職場を、みんなでつくっていきたいと思います。
監修:久保 崇太郎(心理指導担当職員・保育士) 監修日:2026年10月15日
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