社内コラム 令和6年6月号
健康は借りられない|信頼できる情報を選ぶ力
公開日:2024年4月15日 発行:株式会社ぐりーん
このコラムは、ぐりーんの職員向けに毎月発信している社内コラムを、求職者の皆さま向けに編集したものです。私たちが日々どんなことを考え、大切にしながら働いているのかを知っていただくきっかけになればうれしいです。
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お金は借りられても、健康は借りられない
お金が足りなければ、銀行から借りたり、別の方法を探したりすることができます。けれども、自分の健康は誰かから借りることも、買ってくることもできません。心と体の健康は、自分で日々の暮らしを整えることでしか守れないものです。
だからこそ、健康は「自分から取りに行く」ものだと考えたいのです。ただし、そのためには、何が本当に体に良いのかを見きわめる力が欠かせません。
あふれる健康情報とどうつきあうか
テレビやインターネット、SNSには「これを食べれば健康になる」「あれは危ない」といった情報があふれています。中には、根拠があいまいなものや、商品を売るための情報、不安をあおって注目を集めるための情報も少なくありません。
聖路加国際大学の中山和弘教授は、健康情報を確かめるときの合言葉として「か・ち・も・な・い」を紹介しています。
- か:書いたのは誰か(専門家か、所属は明らかか)
- ち:違う情報と比べたか(ほかの情報源でも同じことが言われているか)
- も:元ネタ(根拠)は何か(研究やデータが示されているか)
- な:何のための情報か(商品の宣伝や、特定の目的がないか)
- い:いつの情報か(古い情報ではないか)
迷ったときは、厚生労働省の「e-ヘルスネット」や、国立健康・栄養研究所の健康食品に関する情報など、公的機関の情報を確認したり、かかりつけの医師・薬剤師に相談したりすることが大切です。
国の指針にみる、毎日の健康習慣
厚生労働省は2024年に「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」と「健康づくりのための睡眠ガイド2023」をまとめています。
運動のガイドでは、成人は歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日60分以上(1日約8,000歩以上が目安)行うこと、座りっぱなしの時間が長くなりすぎないようにすることがすすめられています。睡眠のガイドでは、成人は6時間以上を目安に睡眠時間を確保することが示されています。
特別な健康法や話題の食品に飛びつくより、バランスのよい食事、適度な運動、十分な睡眠という基本を続けることが、いちばん確かな健康づくりです。
子どもの支援にも、働く私たちにも
支援の現場では、保護者の方から「この食べ物が発達に良いと聞いた」「あの方法で改善したらしい」といったご相談をいただくこともあります。そんなとき、頭ごなしに否定するのでも、うのみにするのでもなく、根拠を一緒に確かめ、必要に応じて医療などの専門機関につなぐ姿勢が大切です。
そして、子どもたちに元気に関わり続けるためには、支援する私たち自身の健康が土台になります。職員同士で体調を気づかい合い、確かな情報を共有し合えるチームでありたいと考えています。
※この記事は2024年4月時点の国の指針にもとづく一般的な情報です。体調に不安がある場合は、医師などの専門家にご相談ください。
監修:久保 崇太郎(心理指導担当職員・保育士) 監修日:2026年10月15日
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