社内コラム|令和8年10月号
「自律」と「自立」|子どもの「自分で選ぶ力」を支える、ぐりーんの関わり方
公開日:2026年10月14日 発行:株式会社ぐりーん
写真はイメージです(Unsplash)
ぐりーんでは毎月、職員に向けて社内コラムを共有しています。このページでは、その中から、これから一緒に働く方にも知っていただきたい考え方を、読みやすく編集してご紹介します。
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2つの「じりつ」
児童発達支援や放課後等デイサービスの仕事では、「子どもの自立」という言葉をよく使います。同じ読み方の言葉に「自律」もあり、少し意味がちがいます。
自立:身の回りのことなどを、人に頼りすぎず自分の力で行うこと。
自律:自分なりの目標や大切にしたいことをもとに、自分で行動を選ぶこと。
「自律」にあたる英語の「autonomy(オートノミー)」は、ギリシャ語の「自分」と「きまり」を組み合わせた言葉が由来だといわれています。できることを増やす「自立」と、自分で選んで動く「自律」。支援の現場では、この両方を少しずつ育てていくことを大切にしたいと考えています。
「選べる場面」をつくり、待つ
自分で選んだことは、少しつらくても「もう少しがんばろう」と思いやすい、という話をよく聞きます。だからこそ、支援の中では、子どもが自分で選べる場面を意識してつくりたいと考えています。
- 「どっちからやる?」と、2つの中から選べるようにする
- 子どもが迷っているときは、すぐに答えを言わずに少し待つ
- 自分で選べたときは、結果よりも「自分で決めたね」という過程を認める
小さな子どもにとって、何もかも自分で決めるのはむずかしいこともあります。「好きにしていいよ」と任せきりにするのではなく、そばで一緒に考え、選びやすくなるよう手助けする。そのさじ加減を考えるのも、この仕事のおもしろさの一つです。
働く人にとっての「自分で選ぶ」
自分で選んだことは続けやすい。これは、働く人にとっても同じではないでしょうか。ぐりーんでは、それぞれの暮らしに合わせて働き方を選べるようにしています。
- 正社員・パートを選べ、パートは週1日から勤務できます(扶養内の勤務も相談できます)
- 短時間正社員制度(週32時間)があります
- 子育てや介護のための短縮勤務(週30時間)や残業免除の制度があります
迷ったときの「心のコンパス」
多くの人は、「人に親切にするのはいいことだ」と感じています。この気持ちは、心の中のコンパスのように、迷ったときの手がかりになってくれます。「もっと遊びたい。でも、お友だちが困っているから手伝おうかな」。子どもたちは毎日、こうした場面で迷いながら、自分で選ぶ経験を重ねています。
支援する側も、迷う場面はたくさんあります。ぐりーんでは、月1回の個別支援会議でお子さん一人ひとりへの関わり方を話し合い、新しく入った職員には半年間、先輩職員がエルダー・メンターとしてつきます。一人で抱え込まず、みんなで考えられる体制を大切にしています。
「半返し」と、お互いさまの関係
お祝いをいただいたとき、半分ほどをお返しする「半返し」という習わしがあります。全部を返さずに少し残すのは、「これからもおつきあいを続けたい」という気持ちのあらわれだ、という考え方があるそうです。
職場も同じかもしれません。助けてもらったら、次は自分がだれかを助ける。そんな「お互いさま」の関係が続いていく職場でありたいと考えています。
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