遊びを通した早期療育|好きな遊びを使って、人と関わる力を育てる(主に幼児)
「遊びを通した早期療育」は、お子さんの好きな遊びに大人が入り、見る・まねる・やりとりする場面を、遊びの中でたくさん作る支援です。人と関わる力を育てることをめざします(主に幼児)。
幼児期のお子さんにとって、遊びは学びの中心です。机に向かう練習ではなく、お子さんが「楽しい」と感じている遊びの中で、人と関わる経験を積み重ねます。
専門的支援の支援方法の1つです
「遊びを通した早期療育(好きな遊びを使ったやりとりの支援)」は、ぐりーんの専門的支援で選べる19の支援方法の1つです。保護者の方のご希望と担当者会議での話し合いをもとに、お子さんに合う方法を選びます。
対応する主な領域: 人間関係・社会性言語・コミュニケーション
このページでわかること
・遊びを通した早期療育(好きな遊びを使ったやりとりの支援)とは、どんな支援か
・こんなお子さんに向いています
・ぐりーんでの進め方
・タブレット教材の画面
・おうちでできること
・よくあるご質問
どんな支援?
人と目を合わせる、まねをする、一緒に遊ぶといった力は、ことばやコミュニケーションの土台になります。この支援では、お子さんの好きな遊びに大人が加わり、「もう一回」「ちょうだい」「どうぞ」などのやりとりが自然に生まれる場面を作ります。海外で研究されてきたESDMやJASPERなどの考え方を参考にしています。
- 好きな遊び
を見つける - 大人が
入る - まねる・
見せる - やりとり
が生まれる
ブロック・ボール・音の出るおもちゃなど、お子さんが選んだ遊びから始めます。
同じおもちゃで遊ぶ、お子さんの動きをまねるなど、大人が遊びの仲間になります。
おもちゃを少しずつ渡す、続きを待つなど、お子さんから伝える場面を作ります。
こんなお子さんに
・人と目を合わせることが少ない
・まねをすることがまだ少ない
・一人で遊ぶことが多く、一緒に遊ぶのがまだ少ない
・ことばがゆっくり
・幼児期から、遊びの中で関わる力を育てたい
幼児期の発達で気になることは赤ちゃんの自閉症のサインや3歳児健診で指摘されたらのページでもまとめています。
ぐりーんでの進め方
1. 好きな遊びを見つける
お子さんがどんな遊びに夢中になるかを、自由に遊ぶ様子から見つけます。
2. 大人が遊びに入る
お子さんの隣で同じ遊びをしたり、動きをまねしたりして、遊びの仲間になります。
3. やりとりの場面を作る
おもちゃを一つずつ渡す、「よーい…」で少し待つなど、お子さんが見る・伝える場面を作ります。
4. ことばを添えて広げる
お子さんの動きや声に、短いことばを添えます。遊びを少しずつ広げ、順番や交代の経験も積みます。
タブレット教材ではこんな教材を使います
ごっこ遊びの進め方が書かれたカード教材や、職員の演奏に合わせて「もっと」を伝える音楽の教材を使います。画面だけで遊ぶのではなく、職員と一緒に実際のおもちゃや楽器で遊びます。
※ 画面は、職員の確認用の画面で撮影したものです。問題は取り組むたびに変わります。
おうちでできること
お子さんがしている遊びを、隣で同じようにまねします。お子さんが大人を見るきっかけになります。
くすぐり遊びや高い高いの途中で止めて、少し待ちます。お子さんが見たり、声を出したりしたら続けます。
ブロックなどを一度に全部渡さず、一つずつ渡すと、やりとりの回数が増えます。
遊びの主役はお子さんです。大人が遊びを決めすぎず、お子さんの「好き」についていくことを大切にしてください。
支援の様子を、見学でご覧ください
見学では、実際の活動やタブレット教材の様子をご覧いただけます。お子さんに合う支援方法についても、お気軽にご相談ください。受給者証の申請前からご相談いただけます。
よくあるご質問
Q. 遊んでいるだけに見えますが、支援になっているのですか?
A. はい。職員は、お子さんが人を見る・まねる・伝える場面がたくさん生まれるように、遊び方や渡し方を工夫しています。遊びの中で人と関わる力を育てることをめざす支援です。
Q. 小学生でも取り組めますか?
A. 主に幼児のお子さんが対象です。小学生のお子さんには、SST(ソーシャルスキルトレーニング)など、年齢に合った方法を組み合わせます。
Q. 家ではどう遊べばよいですか?
A. お子さんの遊びをまねする、「もう一回」を少し待つ、おもちゃを一つずつ渡すなどの関わりがおすすめです。連絡帳の「おうちでできること」もご参考にしてください。
※ ぐりーんは医療機関ではありません。このページでご紹介している支援は、療法や特定の方法そのものではなく、その考え方を取り入れた支援です。成長のしかたやペースはお子さん一人ひとりちがい、特定の結果をお約束するものではありません。お子さんの発達や体のことで心配なことは、医療機関にもご相談ください。
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