絵カード交換式コミュニケーション|絵カードを渡して「伝わった」を増やす
「絵カード交換式コミュニケーション」は、ほしいもの・したいことの絵カードを相手に渡して伝える方法です。「伝わった」という経験を増やし、やりとりの力を育てることをめざします。
ことばで伝えるのがまだ難しいお子さんも、カードを渡すことで自分から伝えることができます。カードを組み合わせて文にし、ことばでのやりとりにつなげていきます。
専門的支援の支援方法の1つです
「絵カード交換式コミュニケーション」は、ぐりーんの専門的支援で選べる19の支援方法の1つです。保護者の方のご希望と担当者会議での話し合いをもとに、お子さんに合う方法を選びます。
対応する主な領域: 言語・コミュニケーション人間関係・社会性
このページでわかること
・絵カード交換式コミュニケーションとは、どんな支援か
・こんなお子さんに向いています
・ぐりーんでの進め方
・タブレット教材の画面
・おうちでできること
・よくあるご質問
どんな支援?
ことばがまだ少ないお子さんは、伝えたいことが伝わらず、泣いたり、かんしゃくになったりすることがあります。絵カードを相手に渡すと、ほしいものがもらえる。この経験をくり返すことで、「人に伝えると、いいことがある」と分かり、自分から伝える力を育てることをめざします。
ぐりーんで行うのは、絵カードを渡して伝える方法の考え方を取り入れた支援です。特定のプログラムをそのまま行うものではなく、お子さんの様子に合わせて、職員が段階を調整しながら進めます。
- カードを
渡す - 選んで
渡す - カードで
文にする - ことばの
やりとりへ
こんなお子さんに
・ことばで伝えるのがまだ難しい
・伝わらなくて、かんしゃくになりやすい
・大人の手を引いて伝えることが多い
・指さしがまだ少ない
・ことばはあるけれど、自分から伝えることが少ない
大人の手を引いて伝える様子はクレーン現象、かんしゃくは癇癪(かんしゃく)のページでもまとめています。
ぐりーんでの進め方
1. 好きなものを知る
お子さんの好きなおやつやおもちゃを知り、その写真や絵のカードを用意します。
2. カードを渡すと、もらえる
お子さんがカードを取って相手に渡すと、すぐにそのものがもらえる経験をくり返します。はじめは職員2人で行い、1人がそっと手を添えて手伝います。
3. 選んで渡す
2〜3枚のカードの中から、ほしいもののカードを選んで渡す練習をします。
4. カードで文にする
「ください」のカードと組み合わせて文にします。大人がことばを添え、ことばでのやりとりにつなげます。
カードは、予定を伝える構造化(見て分かる環境づくり)の絵カードと同じ絵を使うこともあります。
タブレット教材ではこんな教材を使います
職員と一緒に取り組む「えカードで つたえよう」のカード教材や、絵カードの意味を確かめる教材を使います。カードの教材では、画面で手順を確かめながら、実際の絵カードを使ってやりとりします。
※ 画面は、職員の確認用の画面で撮影したものです。問題は取り組むたびに変わります。
おうちでできること
おやつを選ぶときに、2〜3枚の写真や絵を見せて選んでもらいます。
カードや指さしで伝えてきたら、できるだけすぐに応えます。「伝わった」経験が大切です。
カードを受け取るときに「おやつ、ください、だね」とことばを添えます。
絵カードは、ことばの代わりではなく、ことばにつなげるための道具として使います。事業所で使っている絵と同じものを使うと、お子さんに分かりやすくなります。
支援の様子を、見学でご覧ください
見学では、実際の活動やタブレット教材の様子をご覧いただけます。お子さんに合う支援方法についても、お気軽にご相談ください。受給者証の申請前からご相談いただけます。
よくあるご質問
Q. 絵カードを使うと、話さなくなりませんか?
A. 絵カードは、ことばにつなげるための道具として使います。カードを渡すときには大人がことばを添え、お子さんに合わせて、ことばでのやりとりへと少しずつ進めます。
Q. 家でも絵カードを使えますか?
A. はい。事業所で使っている絵や写真と同じものを使うと、お子さんに分かりやすくなります。ご希望があれば職員にご相談ください。
Q. 何歳から始められますか?
A. 年齢よりも、今の伝え方に合わせて始めます。幼児から小学生まで取り組めます。
Q. ことばの支援と組み合わせることはできますか?
A. はい。言語療法の考え方を取り入れた支援やインリアル・アプローチの考え方を取り入れた支援と組み合わせることもあります。
※ ぐりーんは医療機関ではありません。このページでご紹介している支援は、療法や特定の方法そのものではなく、その考え方を取り入れた支援です。成長のしかたやペースはお子さん一人ひとりちがい、特定の結果をお約束するものではありません。お子さんの発達や体のことで心配なことは、医療機関にもご相談ください。
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