社内コラム|令和8年12月号
家庭でできるセキュリティ対策|情報漏えいが続くいま、自分と家族の情報を守る
公開日:2026年11月7日 発行:株式会社ぐりーん
ぐりーんでは毎月、職員に向けて社内コラムを共有しています。このページでは、その中から、これから一緒に働く方にも知っていただきたい考え方を、読みやすく編集してご紹介します。
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情報の漏えいは「どこか遠くの話」ではなくなりました
「お客さまの情報が流出したおそれがあります」。そんなお知らせのメールが、ご自身のところに届いたことはないでしょうか。個人情報保護委員会によると、令和7年度に民間の事業者からの個人データの漏えい等の報告は1万7,139件でした。過去最多だった前年度より少し減ったものの、高い水準が続いています。
また、本物そっくりのメールやショートメールでパスワードなどを盗もうとする「フィッシング」の報告は、フィッシング対策協議会によると2025年の1年間で約245万件と、過去最多になりました。情報処理推進機構(IPA)の「情報セキュリティ10大脅威 2026」でも、個人向けの項目にフィッシングや不正ログイン、偽の警告画面でお金をだまし取る「サポート詐欺」などが挙げられています。
漏えいは、私たちが気をつけていても、利用しているお店やサービスの側で起きることがあります。だからこそ、「漏れても被害を広げない」備えを、ふだんから家庭でしておくことが大切です。
家庭でできる5つの対策
- パスワードを使い回さない:1か所から漏れたパスワードで、ほかのサービスにも入られてしまう被害がよく起きています。サービスごとに別の、長めのパスワードにし、覚えきれない分はスマートフォンやブラウザのパスワード管理の機能に任せるのも一つの方法です
- 二段階認証(多要素認証)・パスキーを設定する:パスワードに、確認コードや顔・指紋での確認を組み合わせると、パスワードが漏れても入られにくくなります。メール、スマートフォンのアカウント、ネット銀行、証券口座、通販など、大切なものから設定しましょう
- 届いたリンクから入力しない:「アカウントが停止されます」などと急がせる連絡は、まず疑ってみます。確かめるときは、ふだん使っている公式アプリや、自分で登録したブックマークから開きます
- 機器を最新の状態にする:スマートフォンやパソコン、ゲーム機の更新には、弱点をふさぐ修正が含まれています。自動更新をオンにしておくと手間がかかりません
- 偽の警告画面では電話しない:「ウイルスに感染しました」という表示に電話番号が書かれていたら、サポート詐欺のおそれがあります。電話をかけたり、言われるままにアプリを入れたりせず、画面を閉じるか再起動しましょう
「情報が漏れたおそれがあります」というお知らせが届いたときは、まずお知らせ自体が本物かを公式サイトで確かめ、そのサービスと、同じパスワードを使っているほかのサービスのパスワードを変えます。クレジットカードを登録していた場合は、しばらく利用明細も確認しておくと安心です。漏れた情報を使った、それらしい電話やメールが届くこともあるので、お金や暗証番号の話が出たら、いったん切って家族や窓口に相談しましょう。
家庭での習慣が、職場での守りにもつながる
児童発達支援や放課後等デイサービスの仕事では、お子さまの記録やご家族の連絡先など、とても大切な情報をお預かりします。パスワードの扱いや、あやしいメールに気づく感覚は、家庭でも職場でも同じです。ふだんの暮らしで身につけた習慣が、そのまま仕事にも生きてきます。
ぐりーんでは、職員が社内のシステムに入るには、会社が登録した電子機器と、職員一人ひとりの番号の両方がそろうことが必要です。しばらく操作しないと画面が自動でロックされ、お子さまの情報を見られるのは本部とご利用の拠点の職員に限っています。職員があやしいメールを見分ける練習も、2026年11月から取り入れることにしました。取り組みの内容は「お子さまとご家族の情報を守る取り組み」のページで公開しています。
しくみで守る部分と、一人ひとりの気づきで守る部分。その両方があってはじめて、大切な情報は守られます。むずかしい専門知識がなくても大丈夫です。「あれ、おかしいな」と思ったときに、一人で抱えずにすぐ相談できる。そんな雰囲気を、職員みんなで大切にしています。
子どもたちに伝える立場として
子どもたちがタブレットやゲーム機、スマートフォンにふれる年齢は、年々早くなっているといわれます。「知らない人に名前や学校を教えない」「写真を載せる前に、写っているものを確かめる」「困ったら、すぐに大人に言う」。こうした約束は、大人がまず自分で実践していると、子どもにも自然に伝わりやすくなるのかもしれません。
年末年始は、家族で過ごす時間が増える季節です。大切なアカウントのパスワードを1つ変える、二段階認証を1つ設定する。そんな小さな一歩から、ご家庭のセキュリティを見直してみてはいかがでしょうか。
※被害にあったかもしれないと感じたときは、消費者ホットライン「188」や、警察相談専用電話「#9110」に相談できます。
参考:個人情報保護委員会「令和7年度年次報告」・フィッシング対策協議会(フィッシングレポート2026)・情報処理推進機構(IPA)「情報セキュリティ10大脅威 2026」
監修:佐野 明香(児童発達支援管理責任者・天理本店 管理者) 監修日:2026年11月7日
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