保護者向けコラム|2026年11月号
「生きている味噌」ってなに?|生味噌の選び方・使い方と、親子でつくる味噌玉
公開日:2026年11月3日 発行:株式会社ぐりーん
毎月、保護者のみなさまに向けて、ぐりーんの各拠点が参加するイベントと、子育てにまつわる読みものをお届けしています。11月号のテーマは「生味噌」です。寒くなってきて、温かい味噌汁がうれしい季節になりました。
2026年11月 参加イベントのお知らせ
「天理本店」
11月8日(日)天理市立図書館 人形劇(4歳〜中学生)
11月14日(土)リハセンふれあいまつり
「橿原支店」
11月14日(土)こども科学館「関西文化の日」イベント
11月21日(土)ビデオゲーム交流会
11月28日(土)国営飛鳥歴史公園へ紅葉狩り
「田原本支店」
11月3日(火・祝)「コスモスを楽しもう」藤原京
11月23日(月・祝)「スポーツの秋、思い切り体を動かそう」耳成山公園
リンクのあるイベントは、主催者のページで内容をご確認いただけます。
調理やリトミックなどの毎週のイベントは、天理本店(毎週土・日曜日)・菅原支店(毎週水曜日)・橿原支店(毎週土・日曜日)・田原本支店(毎週水曜日)に行っています。また、毎月第2・第4火曜日は、全粒粉を使ったクラッカーと砂糖不使用のジャム、発酵バターをおやつとして提供しています。
今月のコラム
「生きている味噌」を、毎日の味噌汁に
スーパーの味噌売り場で、「生」と書かれた味噌を見かけたことはありませんか。今月は、ぐりーんの職員のあいだで話題になっている「生味噌」について、選び方や使い方、子どもと一緒に楽しめる味噌玉づくりをご紹介します。
生味噌とは
味噌は、大豆に米や麦の麹と塩を混ぜ、時間をかけて寝かせてつくります。そのあいだ、麹菌や酵母がはたらいて、味噌ならではの香りやうま味が生まれます。
市販の味噌には、できあがったあとに加熱したり、アルコール(酒精)を加えたりして、発酵が進みすぎないようにしているものも多くあります。品質が安定し、常温でも扱いやすくなるためです。一方、こうした処理をしていない味噌が「生味噌」です。酵母や乳酸菌が生きていて、麹の酵素もはたらき続けるので、容器の中でもゆっくりと発酵が続き、味や香りが少しずつ変わっていきます。
ラベルで見分けるポイント
- 「生」「生みそ」「非加熱」などの表示があるか
- 原材料が「大豆・米(または麦)・塩」だけか
- 「酒精」の表示がないか(酒精は発酵を止めるために加えられることが多いものです)
職員がまとめて取り寄せている味噌
ぐりーんでは、兵庫県姫路市のだし屋さん「マエカワテイスト」の調味料を、職員の希望者でまとめて取り寄せるしくみを始めました。職員のあいだで人気なのが「手造り無添加味噌」です。原材料は国産の米と国産の大豆、天日海水塩だけ。シンプルな材料の手造り味噌です。
おもしろいのは、メーカーのお知らせです。この味噌は麹菌が生き続けているため、気温が25℃以上になると発酵がさかんになり、まれに汁が容器からもれてしまうことがあるとのこと。そのため、オンラインショップでの販売を一時休止したこともあるそうです。まさに「生きている味噌」なのだと感じさせられます。
※このコラムは、職員が実際に使っている味噌をご紹介するもので、メーカーから報酬などを受け取って書いたものではありません。味噌はご家庭の好みに合ったものを選んでいただくのがいちばんです。
おいしさを生かす使い方
- 火を止めてから溶く:味噌汁は具に火が通ったら火を止め、最後に味噌を溶き入れます。煮立たせると、せっかくの香りが飛んでしまいます。
- だしでうま味を足す:昆布や煮干し、かつお節のだしを使うと、味噌の量が少なめでもおいしく感じられます。
- 冷蔵庫で保存する:発酵が続くので、開けたあとは冷蔵庫に入れておくと安心です。表面が乾かないよう、ラップをぴったりかぶせておきましょう。
- 汁物以外にも:野菜スティックにつけたり、おにぎりに塗って焼いたり。少量でも味噌の風味を楽しめます。
親子でつくる「味噌玉」
味噌玉は、味噌に乾物などの具を混ぜて丸めたもので、お椀に入れてお湯を注ぐだけで味噌汁ができます。材料を「さわる・まぜる・まるめる」作業は、小さな子どもでも参加しやすく、指先をたくさん使うおうち時間にもなります。
味噌玉のつくり方(1個分の目安)
- 味噌 大さじ1弱に、かつお節やすりごまをひとつまみ混ぜる
- 乾燥わかめ・お麩・ねぎなど、好きな具を少し加えて、ラップで包んで丸める
- お椀に入れて、熱湯を150〜160mlほど注ぎ、よく混ぜてできあがり
- つくった味噌玉は冷蔵庫で保存し、1週間ほどを目安に使い切りましょう
「わかめとお麩、どっちを入れる?」と具を子どもに選んでもらうと、10月号でご紹介した「自分で選ぶ」小さな経験にもなります。熱湯を注ぐところは大人が担当し、できあがりは少し冷ましてからお子さんに渡しましょう。
子どもと楽しむときに気をつけたいこと
- 味噌には塩分が含まれます。小さな子どもの味噌汁は、大人より薄めを心がけましょう。
- 味噌は大豆からつくられます。また、味噌玉の具のお麩には小麦、すりごまにはごまが含まれます。食物アレルギーがある場合は、かかりつけの医師にご相談ください。
- においや見た目が苦手な子もいます。無理に食べさせず、まずは「においをかいでみる」「混ぜるのを手伝う」ところから始めてみるのも一つの方法です。
おわりに
味噌は、昔から日本の家庭で毎日のように食べられてきた身近な発酵食品です。特別なことをしなくても、いつもの味噌をときどき生味噌に替えてみたり、休みの日に親子で味噌玉をつくってみたりするだけで、食卓の会話が少しふえるかもしれません。寒い季節、温かい味噌汁でほっとひと息ついてくださいね。
※食事について気になることがある場合は、かかりつけの医師や管理栄養士にご相談ください。
監修:久保崇太郎(心理指導担当職員・保育士)|監修日:2026年11月3日
